「人民網日本語版」2020年5月後半 抜粋(2020/06/01)

<20> 「人民網日本語版」2020年05月29日
45兆元の使い道は? イラストで見る中国の「国の帳簿」
このほど、「2019年の中央・地方予算執行状況と2020年中央・政府予算案に関する報告」が正式に発表された。この「国の帳簿」と言われる予算報告が広く注目を集めている。今年の国の「サイフ」の収支はどうなっているのか。お金をどのように使うのか。財政資金はどの分野に充てられるのか。イラストを通して見てみよう。

<19>  「人民網日本語版」2020年05月29日
「一国二制度」のために安全の堤防を堅固に築く
第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は28日、「香港特別行政区の国家安全を守る法律制度と執行メカニズムの樹立と健全化に関する全人代の決定」を審議・採択した。これは香港地区の国家安全法制の抜け穴をふさぐのに必要な措置であり、「一国二制度」の長期的安定性を確保する根本策であり、国家の安全を維持する中央政府の強固な意志と断固たる決意を十分に体現し、香港地区の全体的利益と香港同胞の根本的幸福を中央政府が断固として守り、最大の関心を寄せていることを十分に体現しており、非常に重大かつ計り知れない意義を持つ。

<18> 「人民網日本語版」2020年05月27日
中国の貧困削減の時間軸(中国はどのように7億人を貧困脱却させたか?)
過去40年の間に、中国では合わせて7億人以上が貧困脱却した。中国の貧困脱却に向けた難関攻略の任務は間もなく完了しようとしている。では、中国はどのようにその任務を遂行してきたのだろうか?1978年の改革開放以来、中国の農村の貧困人口は大幅に減少した。家庭聯産承包責任制(生産責任制)が展開されるにつれて、 農村の住民の一人当たりの所得は年を追うごとに増加してきた。1986年から、中国政府は貧困支援専門機関を設立し、中央財政特定項目貧困支援資金を手配し、開発を進めていくスタイルでの貧困支援方針を確立した。1994年、中国の新たな貧困支援計画が始動した。同計画は、約7年(1994‐2000年)かけて、農村の貧困人口8000万人の衣食の問題解決を目指した。

<17> 「人民網日本語版」2020年05月27日
安倍首相「新型コロナは中国から世界に拡散」 中国外交部の反応
日本の安倍晋三首相が25日の記者会見で「新型コロナウイルスが中国から世界に広がったのは事実だ」と述べたことについて、中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は26日の定例記者会見で「ウイルスの発生源の問題を政治問題化し、汚名を着せることに断固として反対する。政治的盲従が科学的判断を凌駕すべきではない」と述べた。趙報道官は「新型コロナウイルスの発生源は厳粛な科学の問題であり、事実と科学に基づき、科学者と医学専門家によって研究されなければならない。我々はウイルスの発生源の問題を政治問題化し、汚名を着せることに断固として反対する。こうしたやり方は世界保健機関(WHO)及び数多くの研究機関、医学専門家の専門的意見に反し、中日両国を含む共同で感染症と闘う国際社会の努力と期待にも反する。

<16> 「人民網日本語版」2020年05月26日
中国第3世代原子炉「華竜1号」の1号機、年内に稼働開始へ
中国の第3世代原子炉「華竜1号」の世界初となるモデルプロジェクトで、中国原子力工業集団公司の福清原発5号機(以下「5号機」)の安全シェルター内の圧力が13日午前5時、大気圧まで低下した。すべての試験参加者に見守られ、内部安全シェルターに通じるゲートがゆっくりと開かれた。これは5号機の内部安全シェルターの全体試験が無事完了したことを意味する。

<15> 「人民網日本語版」2020年05月26日
上海市でユニークな夜市が消費をけん引
初夏に入り、上海思南公館は「思南のナイトパーティ」という名のナイトエコノミー屋台を打ち出している。この屋台には、生活日用品マーケット、深夜食堂、夜間屋外ミュージアムなどのエリアに分かれており、国産ブランドやユニークなグルメ、アート関連商品などを販売する屋台が並び、ワンストップ式ナイトレジャーを人々に提供する「エネルギー補給スタンド」としてナイトエコノミーを促進している。

<14> 「人民網日本語版」2020年05月26日
中国のネット診療サービス発展加速、オンラインでの再診と薬購入も視野
国家衛生健康委員会弁公庁は先ごろ、予約診療制度をさらに整備し、スマート病院建設を強化することに関する通知を出し、インターネット診療サービスとインターネット病院の健全かつ迅速で質の高い発展を推進することを明確にした。インターネット診療活動とは、医療機関がその機関に登録した医療従事者を活用し、インターネット技術を利用して、一部の一般的疾患や慢性疾患の再診、ホームドクター契約サービスを患者に直接提供することを指す。同通知はさらに、各病院はオンラインで一部の一般的疾患や慢性病疾患の再診を展開し、積極的に社会と連携して薬配送などのサービスを展開すべきだとしている。これは、一部の患者が今後インターネットを通じて再診と薬の購入ができるようになる可能性があることを意味している。

<13)「人民網日本語版」2020年05月25日
北京と湖北省結ぶ旅客便が運航再開へ
今月24日午前6時36分、深セン航空のZH9151便が北京首都国際空港から湖北省襄陽市に向かって飛び立った。新型コロナウイルスの感染拡大が生じて以来、初となる北京から湖北省に向かう旅客便となった。中国民用航空局は今月21日に発表した「湖北省と北京を結ぶ航空便のテスト回復に関する通知」の関連規定によると、5月24日から10月24日までの5ヶ月間、深セン航空は毎週日曜日に北京と襄陽を往復する1便を運航する。

<12> 「人民網日本語版」2020年05月25日
【王毅外交部長記者会見】中国外交政策と対外関係に関する一問一答
第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は5月24日午後3時から、北京市の人民大会堂記者会見ホールで記者会見を行い、王毅国務委員兼外交部長(外相)が「中国外交政策と対外関係」について国内外の記者からの質問に答えた。▽香港地区のことは中国の内政であり、いかなる外部からの干渉も容認できない。内政不干渉は国際関係の基本原則であり、各国が遵守すべきものだ。国家安全を守ることはいかなる国においても中央政府の権限となる。中央政府がすべての地方行政区域における国家安全に対し最大かつ最終的な責任を持つことは基本的な国家主権理論と原則であり、世界各国の通例でもある。外部勢力が不法に香港地区のことを深く干渉することは、国家安全に重大な損害を与えるものだ。香港特別行政区における国家安全を守る法律制度と執行メカニズムの樹立と健全化は一刻の猶予も許さず、必然的なことだ。

<11> 「人民網日本語版」2020年05月22日
廃車2階建てバスを改造したカフェへようこそ! 湖北省武漢
湖北省武漢市東湖磨山で5月21日、市民や観光客たちは、廃車となった2層建てバスを改造して作られたカフェでくつろいでいた。武漢東湖梅園景勝地の東南角にある伝統的建築様式の門である「磨山攬翠」牌坊から、林の小道を湖の方へ6~7分ほど歩くと、道端に黄緑色のバスが見えてくる。日よけの下には椅子とテーブルが数組置かれていて、背後に広がる深緑の森林とうまく溶け合っている。2019年春、デザインチームが廃棄された759番バスを買い取り、座席を取り除き、内装デザインをおこない、3ヶ月かけてカフェに改造した。カフェはアメリカのハイウェイスタイルをイメージしており、淡い色合いの壁に、濃い色合いのテーブルや革張りの椅子、手描き風の英文の看板にガラスや金属製の食器など、全体がシンプルでリラックスできる空間に仕上がっている。

<10> 「人民網日本語版」2020年05月22日
2020年政府活動報告】経済成長率目標を提示せず
22日の第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の開幕式で、李克強総理は政府活動報告を行った際、「目標を提示しないのは、新型コロナ感染症と経済貿易情勢の不確定性、中国が直面する予測困難な影響要因による。これは、各方面が『六つの安定』と『六つの保障』に取り組むよう導くことにプラスだ」と述べた。

<9> 「人民網日本語版」2020年05月22日
車載新型コロナ検査実験室、7月にも使用開始へ
全人代代表で、中国工程院院士の程京氏はこのほど「正確・スムーズ・スピーディに新型コロナウイルスの検査を行う車載型全統合呼吸器典型病原体現場スピーディ検査キットが緊急開発中で、早ければ7月にも使用開始される見通しだ」と述べた。同システムは車載新型ウイルス検査実験室とも呼ばれる。現在のところ、50分以内に結果が出る全統合PCRキット、軽くて便利な臨床検体事前処理装置、人の手による検体採取がもたらす感染を回避できる咽頭拭い検体採取ロボット、及び実験室を搭載できる改造車など一連のプロジェクトの研究開発が現在、急ピッチかつ秩序正しく行われている。一部はすでに完成しており、早ければ7月に使用開始される見通しだ。

<8> 「人民網日本語版」2020年05月22日
北京の新世代出稼ぎ労働者の仕事ぶり調査 平均月収は5850元
最近発表された「2019年北京出稼ぎ労働者市民化モニタリング調査」によると、新世代出稼ぎ労働者が既に、出稼ぎ労働者の主力となっており、全体の50.6%を占めている。中国の労働組合連合・全国総工会は、「新世代出稼ぎ労働者」の定義について、1980年以降まれで16歳以上の、地元以外の地域で非農業系の仕事を主としている農業戸籍人口としている。現在、新世代出稼ぎ労働者が、出稼ぎ労働者において主体となっている。1980年以前に生まれた上の世代の出稼ぎ労働者と比べると、新世代出稼ぎ労働者の学歴は高くなっており、学校を卒業後、すぐに都市へ行き、農業の経験はなく、農村や土地のことをあまり知らず、都市に溶け込んでその便利な生活を楽しむことを望んでいる。

<7>「人民網日本語版」2020年05月21日
全国政協第13期第3回会議記者会見】習主席の訪日は最も適切な時期と環境、雰囲気の下で行われるべき
中国人民政治協商会議第13期全国委員会(全国政協)第3回会議の記者会見が20日に開かれた。記者会見で全国政協の郭衛民報道官は、中日関係に関する質問に答えた。郭報道官は、「大きな災害と困難を前に、中日両国は手を携えて共に前進し、互いに協力して困難を乗り越えることができる。これは一衣帯水の隣国における友情の真の体現であり、未来の中日関係の持続的な改善と発展の重要な基礎でもある。習近平国家主席の日本への国賓訪問に関して、中日双方とも、その訪問が最も適切な時期と環境、雰囲気の下で行われるべきであり、訪問を無事成功させる必要があると考えている」とした。

<6> 「人民網日本語版」2020年05月18日
世界最大の旅客機A380を貨物機に転用 天津空港から医療物資を世界へ
このほどハイフライ・マルタが超大型旅客機を貨物機に転用したエアバスA380に、33トン、体積286立方メートルの医療物資が積み込まれ、ドミニカ共和国のラス・アメリカス国際空港に向かって、天津空港から飛び立った。A380は世界最大の旅客機で、貨物機に転用された飛行機の中でも最も大きい。ここ数ヶ月、世界の新型コロナウイルスとの闘いをバックアップすべく、天津空港は、貨物輸送市場のマーケティング強化を続けている。今月1日から14日にかけての期間、同空港は、臨時貨物輸送チャーター便34便(定期便の臨時増便を含まず)を手配した。

<5>「人民網日本語版」2020年05月20日
2020年全国両会まもなく開幕 今回の注目ポイントは?
2020年の全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)がまもなく開幕する。例年の全国両会とは何が異なるのか?どのような注目点があるのか?
■取材方式に多少の変更
■注目点1:新型コロナウイルスの感染防止・抑制
■注目点2:今年の経済・社会発展目標
■注目点3:貧困脱却の難関攻略
■注目点4:小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成
■注目点5:民法典草案
■注目点6:民生の保障
■注目点7:外部環境への対応

<4> 「人民網日本語版」2020年05月20日
日本の産業チェーン移転は悪いことばかりではない
最近、「産業チェーンの改革」の話は、根拠がないわけではなく、一種の警告のようで、世界にこれから起こる変化を暗示している。中国の労働力コストと材料価格の上昇、環境保護政策の強化及び米国の中国からの輸入商品に対する追加関税が製品の競争力に影響を与えていることなどさまざまな問題により、ここ数年、日本の産業チェーンが中国から移転するという論調がずっと続いている。日本貿易振興機構(ジェトロ)が2019年12月に日系企業約5700社を対象に行った調査によると、産業チェーンの移転を検討する企業は10%で、電器製品や衣料品など川下の労働集約型企業に集中していた。

<3> 「人民網日本語版」2020年05月19日
日本の「宇宙作戦隊」新設は宇宙ごみの監視のみが目的か? 専門家「任務の一部に過ぎず」
日本の航空自衛隊初の宇宙専門部隊「宇宙作戦隊」が18日に正式に発足する。河野太郎防衛相は、同部隊の主要任務は宇宙ごみ(スペースデブリ)の監視だと言う。だが、航空自衛隊が「宇宙清掃隊」をわざわざ設立する必要はなく、日本の「宇宙軍」新設にもっと深い考えがあるのは明らかだとの認識で外部は一致している。日本の「宇宙作戦隊」の活動は宇宙ごみの監視だけなのか?『航空知識』の王亜男編集長は17日の取材に「宇宙ごみの監視は活動の一部に過ぎないと見られる。航空自衛隊が『宇宙清掃隊』をわざわざ設立する必要はない」と指摘した。

<2> 「人民網日本語版」2020年05月19日
第3陣となる小中高生約60万人の登校が再開 上海市
上海市では、総数約60万人にのぼる小学4・5年生、中学入学準備生、中学1年生、高校1年生の生徒たちが5月18日から登校を再開した。彼らは、4月27日に高校3年生と中学3年生が、5月6日に高校2年生と中学2年生がそれぞれ登校を再開したのに続いて、登校を再開した小・中・高校生となった。上海市は、校内における新型コロナウイルス感染予防・抑制活動と教育教学活動を統一的に推し進めており、全体的に安定して秩序ある登校再開が進められている。

<1> 「人民網日本語版」2020年05月16日
武漢市で全市民に対する新型コロナPCR検査を実施
湖北省武漢市の東西湖区呉家山第一小学校の校庭に設けられた検査所では15日、検査員が市民に対しPCR検査を行っていた。武漢市では先ごろ、全市民に対し順次PCR検査を行い、無症状感染者の底数をさらにはっきりさせることで、効果的な管理・抑制を行うことを決定していた。