「人民網日本語版」2020年5月前半 抜粋(2020/05/15)

<20> 「人民網日本語版」2020年05月15日
中国の地上気象観測所、郷鎮の99.6%をカバー
中国気象局によると、気象当局末端気象防災減災標準化建設がすでに全面的に展開されている。全国1027県が現在、末端気象防災減災「基礎強化行動」を全面的に実施しており、2090県が気象災害防御計画を立てている。地上気象観測所が郷鎮の99.6%をカバーし、7万8000カ所の気象情報サービスステーションが使用開始されている。76万7000人の気象情報員が農村部の最前線で奔走している。末端気象防災減災標準化建設の初期的な成果が顕在化し、緊急時対応能力が着実に向上している。新型コロナウイルス対策の重要な時期に、気象当局は国家突発事件警報情報発表システムを利用し、持続的に権威ある情報を発表している。気象スピーカーが各村・世帯に入り、緊急時対応ショートメールが特定対象に送信され、防疫情報の末端防疫前線への正確な伝送を推進している。世界気象機関(WMO)、欧州中期予報センター(ECMWF)などから高評価されている。

<19> 「人民網日本語版」2020年05月14日
北京の大学・専門学校、小中高校、幼稚園の授業再開日程が決定
13日に行われた北京市の新型コロナウイルス感染予防・抑制に関する記者会見で、北京市委員会教育活動委員会副書記で市教育委員会報道官を務める李奕氏は、北京市の各級・各カテゴリーの学校について授業再開に関する業務をスタートさせることを明らかにした。北京日報が伝えた。2020年6月1日(月)から、全市の一般中高一貫校の高校1-2年生、中学校1-2年生、小学校6年生の授業を再開する。2020年6月8日(月)から、小学4-5年生の授業を再開する。1-3年生は授業再開の準備を進め、具体的な再開時期は状況を見て別途通知する。2020年6月8日(月)から、登園再開条件の整った幼稚園は順次登園を開始することができる。保護者は自由意思の原則に基づいて、幼稚園への入園の意思を決定する

<18> 「人民網日本語版」2020年05月14日
2020年の省級両会が全て閉幕 新型コロナ対策が重要議題に
四川省と雲南省の省級両会(人民代表大会と政治協商会議)が12日、閉幕した。これにより、新型コロナウイルス感染症のために3か月延期されていた31省(自治区・直轄市)の両会が全て閉幕した。新型コロナウイルス感染症対策という大きな背景の下、四川省と雲南省の両会は会期を短縮し、参加者の人数も調整した。また、感染防止・抑制が重要議題となった。現在の特殊な背景から、感染防止・抑制が四川省と雲南省の両会の重要議題となった。報道によると、感染防止・抑制と経済・社会発展が四川省の多くの政協委員の焦点だった。4月末までに、四川省政治協商会議は計117件の提案を受理した。

<17> 「人民網日本語版」2020年05月13日
中国初の大型シェールガス田、累計生産量が300億立方メートルに
中国初の商業開発の大型シェールガス田で、中国石油化工集団(中国石化)江漢油田涪陵シェールガス田のシェールガス累計生産量が300億立方メートルにのぼった。現在の1日あたり生産量は1700万立方メートルで、3400万世帯の日常的なガスの需要を満たせる。国民経済の回復の加速、エネルギー安全の保障、美しい中国の建設に貢献している。重慶市に位置する涪陵シェールガス田は、中国の「川気東送」(四川省の天然ガスを東部に輸送する)パイプラインの重要ガス源の一つであり、中国石化「ガス化長江経済ベルト」行動の重要な資源の基礎だ。同ガス田の開発成功は中国のエネルギー開発の歴史における新たな一里塚となり、中国のエネルギー革命の新たな道を切り開いた。

<16> 「人民網日本語版」2020年05月13日
感染症予防・管理にみる日本と韓国 その特徴とは?
世界の感染症との闘いにおいて、東アジア国家の突出した成果に広く注目が集まっている。(同じ東アジア国家である日本と韓国は、政治制度や言語、文化などにある程度の違いはあるが、今回の感染症対策には類似点がたくさんある。第1に、日韓はどちらも科学的法則を尊重し、感染症発生初期に思い切った予防・管理措置を取った。中国が新型コロナウイルスのゲノム配列などの情報を迅速に外部に発表し、世界保健機関(WHO)、関係国・地域や国際機関に速やかに感染症の情報を報告すると、日韓両国も迅速に対応措置を取り、韓国はすぐに検査キットの開発に着手し、公立・民間の研究所約100ヶ所を設置して検査結果の分析を行わせた。日本の医学界も中国が共有した情報を踏まえて新型コロナウイルスの研究を速やかに行い、日本メディアも感染症に注目し、予防意識を高めるよう国民に呼びかけた。全体として、一部の欧米国家の政治屋が大騒ぎして感染症を政治化し、ウイルスのレッテル貼りをしている間に、東アジア国家は感染症の予防・管理そのものに力を注ぎ、科学的法則を尊重することを土台として、実際的な措置によって感染症の蔓延を効果的に抑制したと言える。

<15> 「人民網日本語版」2020年05月12日
湖北支援医療隊、看護師が約70%
統計データによると、湖北支援医療チームのメンバーは全国で計4万2600人に上り、うち看護師は2万8600人と、全体の約70%を占めた。この数値から、今回の新型コロナウイルス感染症治療において、看護師が極めて重要な役割を担ったという事実がうかがえる。湖北支援医療チームを年齢層別でみると、「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」の看護師が全体の9割近くを占め、うち「90後」の割合は40%に上った。性別では、女性看護師が2万5300人で約9割。専門別では、重症・呼吸器・感染などの専門看護師が多数を占めた。集中治療室(ICU)であれ、発熱外来であれ、そして臨時医療施設であれ、必ず忙しく立ち働く看護師の姿があり、患者に医療ケアを提供するほか、患者の身の回りの世話、メンタルケア、精神的支援などの役割を担っていた。

<14>  「人民網日本語版」2020年05月12日
中国の5G基地局19.8万ヶ所に 料金プラン利用者5千万人
工業・情報部(省)がこのほど伝えたところによると、今年3月末現在、中国全土で建設された5G基地局は19万8千ヶ所に上り、5G向け料金プランの利用者は5千万人を超え、5Gの発展は目に見える段階的な成果を上げたという。ネットワークの建設が加速すると同時に、スマートフォン製品などの端末も飛躍的発展期に入った。4月22日現在、すでに96機種の5Gスマホがネット接続許可証を取得し、昨年12月末時点の39機種から大幅に増加した。同時に、5Gスマホの販売価格が急速に低下し、2千元(1元は約15.1円)以下の機種がすでに登場している。複数のアプリが使用が開始され、超高精細動画、クラウドゲーム、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などの消費分野への応用がさらに広がった。車のインターネット(IoV)、インダストリアル・インターネット、医療などの重点分野ではテスト事業がさらに進展した。

<13)「人民網日本語版」2020年05月12日
中国の2大世界級シールドマシンがラインオフ
中国の国産シールド・TBMメインベアリングリダクションギアの工業試験成果が10日、発表された。第1弾となる国産化6メートル級汎用シールドの直径3メートルのメインベアリングリダクションギアが試験・検査に合格した。これは中国のシールド中核部品の国産化に新たな、重大な進展があったことを意味する。全断面トンネル掘進機(シールドマシン)の「心臓」と呼ばれるメインベアリングは、シールドマシンの稼働中のメインペイロードを担い、カッタービット駆動システムの重要部品だ。中国のシールドマシンのメインベアリングは長期的に輸入品に依存していた。中国中鉄は2015年7月24日、国内メインベアリングリダクションギア技術に強い企業と協力し、工業モデルチェンジ・アップグレード国家基礎教科プロジェクトの申告を行った。

<12> 「人民網日本語版」2020年05月12日
今月末に「新たな進展」、雄安駅の建設状況
北京市と雄安新区を結ぶ京雄城際(都市間)鉄道は、雄安新区で最初に着工された重大交通インフラプロジェクトで、雄安新区昝崗鎮に建設される雄安駅の駅舎面積は約15万平方メートル、総建築面積は47万5200平方メートルに上る。4月27日、重さ3千トンの雄安駅津雄場駅舎鉄骨構造の屋根の工事が完了し、全体の構造が完成した。現在、雄安駅のコンクリート主体構造も屋根の仕上げを完了している。施工合理化に向けたさまざまな組織化・措置が着実に実施されていることから、京雄都市間鉄道設工事は、今月末までに、全線スラブ軌道の敷設を完了し、9月下旬に全線共同試運転が実施される見通し。年末に開通条件が全て整うと、京港台(北京―香港―台湾)高速鉄道、京雄都市間鉄道、津雄(天津―雄安)都市間鉄道の3路線がここに集結することになる。

<11> 「人民網日本語版」2020年05月11日
え?支払い済み?見知らぬ女性が武漢支援看護師たちの食事代金支払う
湖南省長沙市南華大学附属長沙センター病院の看護師4人が5月6日夜、万家麗路にある火鍋店で食事をとり、食事代を支払おうとしたところ、すでに誰かが4人の食事代の勘定を済ませていたことが分かった。勘定書の裏には、「あなた方が大きな任務に取り組んでくれたお陰で、私たちは静かで落ち着いた日々を過ごすことができています。心から感謝します」とあり、名前の代わりに笑顔だけが描かれていた。会食していた看護師4人はいずれも、南華大学附属長沙センター病院に勤務する彭雲坤さんと孫岸中さん、王娟さん、胡暁娜さんで、彼らが所属するチーム一行13人は、2月21日から、湖南省第五陣湖北省武漢支援医療チームとして武漢金銀潭病院で支援業務に携わってきた。43日に及ぶ支援業務を終え、一行は4月7日に長沙に戻り、14日間の隔離観察措置を経て、それぞれの持ち場に戻って勤務を再開した。5月6日、郷里の美食を懐かしく思っていた4人は、退勤後火鍋店に行く約束を交わし、火鍋を楽しむことにした。

<10> 「人民網日本語版」2020年05月11日
武漢から日本へ 水運と航空の直航貨物輸送ルートが続々開通
10トン近い貨物を積んだ奥凱航空の「BK3209」便が、10日午後に湖北省武漢市の武漢天河国際空港を飛び立ち、日本・大阪の関西国際空港へ向かった。これにより武漢-大阪間の定期貨物輸送路線が正式に幕を開けたことになる。武漢から日本へのコンテナ直航航路も9日に開通し、定期航路として運営が始まった。天河空港から関空への定期航空路は奥凱航空が運航し、現在の使用機材はボーイング737-900、計画では毎週7便を運航する。同日積載された貨物には今必要とされるマスクなどの防疫物資のほか、越境ECの貨物、日用品及び高精度設備の部品も含まれていた。天河-関空路線は、これまでに行われた国際貨物輸送チャーター便の臨時テスト運航を踏まえ、湖北空港集団航空物流有限公司が武漢大道衆採科技有限公司と共同で計画し、開通させた国際貨物輸送の定期チャーター便路線で、天河空港が4月8日に運航を再開してから初めて開通した国際定期貨物輸送路線でもある。今月下旬には武漢と東京を結ぶ定期貨物輸送路線も開通する予定だ。

<9> 「人民網日本語版」2020年05月11日
中国の感染対策、2月末の時点で140万人の感染を回避 中米共同研究
米イェール大学と中国の曁南大学の研究者が行った新たな共同研究によると、中国の都市封鎖、コミュニティの封鎖型管理、隔離、屋外活動制限などの措置は、新型コロナウイルスの感染ペースを効果的に鈍化させた。この研究の論文は9日、国際的な学術誌「Journal of Population Economics」(電子版)に掲載された。研究者は今年1月19日から2月29日までの新型コロナウイルスが中国の現地及び都市を跨ぐ感染状況のモデリングを行った。ソーシャルディスタンスの維持などの公衆衛生措置の効果を含むさまざまな社会的、経済的要素の効果を研究した。研究によると、中国が1月下旬以降に武漢で実施した都市封鎖、各地のコミュニティの封鎖型管理、隔離、屋外活動制限などの措置は、ウイルスの感染ペースを大きく鈍化させた。ウイルス感染は2月中旬に効果的に抑制された。

<8> 「人民網日本語版」2020年05月09日
上海ディズニーランド、発売1時間足らずで1週間分の入場券完売
上海ディズニーランドは今月8日午前8時、入場券の予約受け付けを再開したところ、5月11日から17日までの入場券が販売開始からわずか1時間ほどで完売し、5月22日、23日、30日、31日、6月1日、2日の入場券も完売となった。公式サイトによると、11日に営業を再開するディズニーランドの平日入場券は、大人が399元(1元は約15円)、高齢者・児童が299元。週末は大人が499元、高齢者・児童は374元となっている。現時点では、6月9日までの入場券が販売されている。

<7>「人民網日本語版」2020年05月08日
4日連続で中国の国内症例の新規感染者ゼロ、すべての県が低リスクに
5月7日に行われた国務院共同対策メカニズムの記者会見で、国家衛生健康委員会報道官で、宣伝司副司長の米鋒氏は感染状況を報告した際、「5月6日、中国全土で確認された無症状感染者の国内症例は10人以下まで減り、4日連続で新たに感染が確認された国内症例は報告されておらず、10日連続で感染が疑われる国内症例がなく、22日連続で新たな死者が出ていない。これを受け、7日から、中国全土の全ての県域を低リスク地域に調整する。

<6> 「人民網日本語版」2020年05月08日
中国サッカー・スーパーリーグ、選手の報酬30‐50%カットへ
中国サッカー協会(CFA)の陳戌源会長は7日夜、中国中央テレビ局(CCTV)の取材に対して、「CFAは間もなく、選手の一時的な減給措置を打ち出す。具体的には、3月1日からリーグ戦が再開するまでの間、スーパーリーグ(1部)、甲級リーグ(2部)、乙級リーグ(3部)の選手の報酬を30‐50%カットする。外国人選手に対しても同様の措置を講じる」とした。陳会長は、「全てのプロ選手が今回の一時的な減給措置に対して正しい見方を持つことを願っている。この措置はクラブの発展に有益で、長期的に見ると選手の発展にとっても有益だからだ。目の前だけを見て、将来に目を向けないようであってはならない。

<5>「人民網日本語版」2020年05月08日
<企画>貧困脱却までの村民たちの足跡
中国にとって、今年2020年は、「貧困脱却の難関攻略」の勝負を決する重要な年。目標によると、中国では、2020年までに貧困人口の全てが貧困からの脱却を達成する計画となっている。中国政府は、数年前から、「ターゲットをしぼった貧困支援」のためにさまざまな措置を講じ、低所得農家の所得増加を加速させてきた。具体的な措置として、観光による貧困支援、Eコマースによる貧困支援、教育による貧困支援、科学技術による貧困支援、雇用による貧困支援、生態保護による貧困支援、居住地移転による貧困支援などの政策が講じられてきた。ここで紹介している農村部住民の物語は、貧困支援政策を通じて運命を劇的に変化させた国内1千万戸以上の世帯の縮図といえよう。

<4> 「人民網日本語版」2020年05月08日
杭州市におけるシティブレインの運営指揮センターを訪ねて
浙江省杭州市のシティブレインは都市生活向けに構築されたデジタル化インターフェースで、2016年より建設が始まった。現在は公共交通、都市管理、衛生・ヘルスケア、末端ガバナンスなど11システム・48応用シーンが含まれる。1日平均の協同データは1億2000万件。杭州シティブレイン運営指揮センターでは現在、データ中枢が思考・処理する問題が当初の交通渋滞から、都市ガバナンスや感染対策に発展している。シティブレインのカバー範囲には、すでに交通、文化・観光、衛生・ヘルスケアなど11分野が含まれ、国内外の20数都市に進出している。

<3> 「人民網日本語版」2020年05月08日
日本への留学生は中国人が最多、人気分野は工学
国公立大学院で合格率が高いのは理工科

統計によると、日本のノーベル賞受賞者総数は世界第5位で、米国、英国、ドイツ、フランスに次いでいる。21世紀に入ってから20年足らずで、すでに19人の日本人が自然科学分野のノーベル賞を受賞している。そのため日本のハイレベルな科学研究力と極めて優れた教育体系が、アジアの学生を引きつけている。啓徳留学がこのほど発表した「2020日本留学報告書」によると、2019年5月現在、日本で学ぶ外国人学生のうち、中国人留学生の数が首位となっている。情報化をはじめとする新技術の発展にともない、工学分野が留学生に人気の分野第3位に躍り出た。2019年5月の時点で、外国人学生が専攻として選ぶ分野のトップ3は社会科学、人文科学、工学だった。また、国公立大学の「大学院生」では、理工科の合格率が最も高かった。

<2> 「人民網日本語版」2020年05月08日
中国若者の消費行動の真実は?
「85後(1985年から1989年生まれ)はお金を使うのが上手。90後(1990年から1994年生まれ)はお金を使うのが好き。95後(1995年から1999年生まれ)は気前よくお金を使う」。これは多くの人がこの3世代の人々に対して抱く印象だ。しかし85後は社会の中心層になり、90後は而立の年(30歳)を迎え、95後は職場で頭角を現す時期に入った。3世代は実際にはどのような資産運用をしているだろうか。「今を生きる」を人生の信条とする95後は、クレジットカード保有率が最も低いが、1人あたり平均利用額はデビットカードの1.43倍に達し、さらに61.1%が手数料(利息)のかかる方法で利用している。

<1> 「人民網日本語版」2020年05月02日
WHOが「新型コロナウイルスは自然界由来」と確認
世界保健機関(WHO)は5月1日、新型コロナウイルスは自然界由来であると確認したことを明らかにした。WHOの健康危機管理プログラム責任者のマイク・ライアン氏は同日行われた記者会見で、「WHOは新型コロナウイルスの遺伝子配列とウイルス自体を詳細に研究している複数の専門家から何度も聴き取りを行った結果、新型コロナウイルスは自然界由来だと確認した」と述べた。