「人民網日本語版」2019年9月後半 抜粋(2019/10/1)

<20> 「人民網日本語版」2019年09月30日
金ピカで目がくらむ?総工費30億元、高さ65メートルの巨大「元宝」ビル 遼寧省
遼寧省鞍山市にある昔の貨幣「元宝」の形をした高さ65メートルの巨大な金元宝ビルの姿を28日、上空から撮影した。同ビルはある企業が30億元(1元は約15.1円)を投じて建設し、1フロアの面積はサッカーグラウンド5面分に相当する3万5千平方メートルの広さがある。高さは65メートルで、一般的なマンションの25階分に相当するため、屋上からは鞍山市全体を一望できるという。同ビルの建築面積は同市にあるショッピングモールの面積の合計に相当し、最大で300万人を収容することができる。

<19> 「人民網日本語版」2019年09月30日
中国、世界一の貿易大国・世界2位の消費市場に
中華人民共和国成立70周年祝賀行事プレスセンターで29日に記者会見が行われた。商務部(省)の鍾山部長、王受文副部長(国際貿易交渉副代表)、銭克明副部長が、「よりハイレベルの開放を推進し、ビジネスの質の高い発展を促進する」ことに関連した状況を紹介するとともに、記者からの質問に答えた。鍾部長は、「この70年間、中国には天地がひっくり返るほどの変化が起こり、ビジネス事業も輝かしい成果を上げた。特に中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、中国の経済貿易大国としての地位が一層確固としたものになり、ビジネスの質の高い発展が安定的に推進され、経済や社会の発展のために重要な寄与をしてきた」と述べた。

<18> 「人民網日本語版」2019年09月29日
北京大興国際空港開港初便を完全体験 移動距離ゼロ、顔認証システムなど
北京大興国際空港が今月25日に開港した。現時点で、航空会社66社が乗り入れを希望している。筆者が実際に同空港に足を運んで、搭乗手続きをして飛行機に乗り、便利なサービス、施設を体験してみた。空港のターミナルビルの建築面積は70万平方メートルで、地上5階、地下2階の7階建て。ここで、飛行機の乗り降りをしたり、待ち時間を過ごしたり、乗り継ぎをしたりする。地下の2階は各種鉄道の駅構内やプラットホームがある。ターミナルビルには、高速鉄道、都市間鉄道、高速列車などが乗り入れており、アクセスの面で、旅客にはたくさんの選択肢がある。うち、京雄都市間鉄道、地下鉄大興空港線、廊■都市間鉄道(■はさんずいに啄のつくり)の駅は、ターミナルビルのオープンと同時に開通した。旅客は、駅構内に設置されている大容量エスカレーターでターミナルビルの出発ホールに直接行くことができ、文字通り「移動距離ゼロ」で飛行機への乗り換えることが実現した。

<17>  「人民網日本語版」2019年09月29日
日本の各界から新中国成立70周年を祝うメッセージ
新中国成立70周年を迎えるにあたり、日本国際貿易促進協会会長の河野洋平氏、公明党党首の山口那津男氏、日中友好議員連盟会長の林芳正氏、映画女優の中野良子氏、日本経済団体連合会名誉会長の榊原定征氏、トヨタ自動車社長の豊田章男氏ら日本の社会各界の人々が中国に対する祝意を述べた。彼らは70年にわたる中国の発展が成し遂げた成果を称賛すると同時に、日中両国関係の絶え間ない深化と発展についても祝意を表した。

<16> 「人民網日本語版」2019年09月27日
震災後3年で再建を果たした「ブン川モデル」はなぜ世界を驚かせたか?
四川大地震の震源地となった映秀鎮の西南の一角にある倒壊した漩口中学校では、時が永遠に2008年5月12日で止まっている。痛ましい被害をもたらした「5・12」ブン川大地震(ブンはさんずいに文)は、新中国成立以降、破壊力が最も強く、波及範囲が最も広く、救助の難度が最も大きい地震だった。その被災面積はスペインの国土に相当し、被災人口は北欧5ヶ国の人口の総和を超えた。2005年に米国ニューオーリンズを襲ったハリケーンでは、10年経ってもまだ住む家のない被災者が少なくなかった。2011年に起こった日本の東日本大震災では、被災地の至る所に今も震災による破壊の爪痕が残されている。甚大な自然災害からの復興再建という世界の難題を前にして、震災から3年後にブン川の人々は落ち着いて暮らし、働くことのできるふるさとを再建し、再び経済と社会に活力を注ぎ込んでいる。このように、震災後再建でブン川が示した「ブン川モデル」が世界を驚かせている。

<15> 「人民網日本語版」2019年09月26日
世界最長で中国初の海峡を跨ぐ鉄道道路併用大橋が連結を完了 福建省
重さ473トンの鋼鉄トラスが正確に連結されたことで、平潭海峡の鉄道道路併用大橋である鼓嶼門航道橋が閉合を成功させ、世界最長で中国初となる海峡を跨ぐ鉄道道路併用大橋が25日、橋全体の連結を完了した。平潭海峡の鉄道道路併用大橋の全長は16.34キロメートルで、福建省長楽市松下鎮をその起点としている。橋全体で橋脚計228本、鋼材使用量は124万トン、コンクリート使用量は294万立方メートルで、その鋼材とコンクリートの総使用量はこれまでの国内外の橋の中で最大となっている。橋の下層は設計時速200キロの二車線I級鉄道で、上層部は設計時速100キロの双方向6車線高速道路となっている。同大橋は2013年11月から約6年間にわたり建設されてきた。

<14> 「人民網日本語版」2019年09月26日
10年後に6G登場 速度は5Gの百倍で全エリアをカバー
華為(ファーウェイ)内部の社員コミュニティプラットフォーム「心声社区」にこのほど、同社の創業者任正非氏が今月上旬に英国紙「エコノミスト」のインタビューに答えた内容の概要が掲載された。それによると、任氏は、「華為の6Gの研究は世界をリードしているが、6G携帯電話を市場に投入し使用するようになるのは10年後になる見込みだ」と述べたという。5Gとは異なり、6Gでは空中、宇宙、地上、海中の一体化通信を実現したネットワークを構築することになる。6Gの周波数は5Gのミリ波帯から発展してテラヘルツ波帯(超高周波数帯)になり、データ伝送速度が5Gの100倍に、遅延がわずかサブミリ秒レベルに達するものと期待される。ユーザーの個性に合わせたサービス、モノのインターネット(IoT)、インダストリアルインターネット、自動運転、スマート工場などの分野で、6Gは幅広い応用の可能性を秘める。

<13> 「人民網日本語版」2019年09月25日
アリババとJR西日本が西日本エリアの観光誘致で提携
阿里巴巴(アリババ)集団とJR西日本は24日、提携することを発表し、今後は中国の顧客に対する西日本エリアの観光地情報発信やJR西日本グループにおけるモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ)」の導入、オリジナル商品の販売などの面で協力し、中国における西日本エリアの知名度を向上させたい考えだ。阿里巴巴集団とJR西日本は同日、共同で記者発表会を開き、「今回の提携は、主に阿里巴巴集団傘下の各種サービスを通して、一人でも多くの中国人観光客にJR西日本がカバーするエリアで旅行してもらうため」と説明した。

<12> 「人民網日本語版」2019年09月25日
香港地区で愛国フラッシュモブイベント開催
香港地区の太古広場で24日、愛国フラッシュモブイベントが行われた。多くの香港市民が愛国の歌を歌い、中華人民共和国成立70周年を祝った。

<11> 「人民網日本語版」2019年09月25日
絵画のように美しい秋のシャングリラ 雲南省
雲南省西北部の幾重にも重なる山々の中に、とこしえに平和で静かな土地がある。それが「シャングリラ」だ。シャングリラは「迪慶」のチベット語名称で、意味は「心中の太陽と月」。シャングリラは金沙江・瀾滄江・怒江が並行して流れる「三江並流」地域の真珠のごとき存在で、自然の風景が美しく、民族の風情が色濃い。神秘の雪山、険しい峡谷、青々と茂る草原、美しく静かな森林、激しく流れる大河、秀麗な湖沼、多元的な文化、そして純朴な風俗がそこにある。秋はシャングリラが最も色彩豊かな季節。雪山に囲まれ、大小の平地や草地、静謐な湖水が点在し、空には白い雲が流れ、その力強い美しさに目を奪われる。

<10>「人民網日本語版」2019年09月24日
九寨溝景勝地、一部エリアの受け入れ再開
1日5千人の入場者制限を実施

四川省の九寨溝景勝地管理局は23日、「一部エリアの受け入れ再開(試行営業)に関する公告」を発表し、2年間に及ぶ再建事業を経て、同景勝地の大部分のエリアで、受け入れ再開のための条件が整ったことを明らかにした。同景勝地は、復興・再建期間を経て、「世界観光の日」にあたる2019年9月27日に一般開放を再開(試行営業)する予定。人民網が報じた。

<9> 「人民網日本語版」2019年09月23日
香港地区の高速鉄道開通から1周年、西九龍駅は重要な出入境の玄関口に
広州、深セン、香港を結ぶ広深港高速鉄道の香港区間は2018年9月23日に開通した。香港地区の西九龍駅が運用を開始してから、その利用者数は安定して増加し続け、今年2月6日には1日あたりの利用者数が延べ9万6千人に達し、開業以来最高の利用者数を記録した。現在、西九龍駅はすでに中国大陸から香港地区に移動する際の重要な「玄関口」となっている。

<8>「人民網日本語版」2019年09月23日
静かなブームとなってる「昼休み消費」 「3平米2時間」でいくら儲かる?
勤務先での昼休みにちょっとひと眠りしたいが、横になれるスペースがない場合、あなたはどうする?アイマスクや昼寝用枕、折り畳み式簡易ベッドといった「昼寝グッズ」をオフィスに運びこむ?それともサラリーマン専用の「昼寝バー」や「シェア・カプセルルーム」に足を運ぶ?工人日報が伝えた。一方で昼休みに眠りたくない場合はどうやって時間をつぶしたらいいだろうか?昼休みを利用して、エステやフィットネスに行ったり、昼休みにターゲットを絞ったカスタマイズされたサービスや販促キャンペーンを利用してもいいかもしれない。現在、大・中都市では、昼休みのフィットネスやエステサービスを利用するサラリーマンや、アイマスクや昼寝用枕、折り畳み式簡易ベッドなどの「昼寝グッズ」を購入するサラリーマンも増える一方だ。

<7> 「人民網日本語版」2019年09月23日
中国 31省・市・区の最低賃金調整状況 北京や上海などが調整済み
最低賃金基準の調整は人々の収入に関わってくる。今年に入り、最低賃金を引き上げた中国の省・市・区には重慶市、上海市、陝西省、北京市などがあり、遼寧省、貴州省も11月と12月に引き上げる計画だ。河北省も9月末に引き上げる可能性がある。一方、山東省は今年は調整しないことが決まっている。現時点で、月額の最低賃金が最も高い都市は上海市で、2480元(1元は約15.1円)。時給で最も高いのは北京市で24元だ。貴州省人的資源・社会保障庁のサイトが18日に発表した情報によると、12月1日から最低賃金の調整が実施される。調整後の最低賃金(月額)は、1類区が1790元、2類区が1670元、3類区が1570元となる。非正規社員の最低賃金(時給)は、1類区が18.6元、2類区が17.5元、3類区が16.5元だ。

<6> 「人民網日本語版」2019年09月20日
ジェイ・チョウの新曲MVきっかけで日本旅行が大人気に ビザ申請が激増中
人気歌手・周傑倫(ジェイ・チョウ)が最近リリースした新曲「泣かないと約束したから (原題:説好不哭)」が、ネット上の話題ランキングでトップに立っている。曲のクオリティに対する評価は全盛期と比べると劣るものの、その配信売り上げは絶好調となっており、多くのファンがネットで有料ダウンロードをしている。また、この曲のMVがきっかけとなり、日本旅行が大人気となっている。MVは日本で撮影されたため、日本旅行も人気ランキングトップとなっている。

<5> 「人民網日本語版」2019年09月20日
中国の若者、老後のための貯金意識が向上 希望退職年齢は55.8歳に低下
米フィデリティとアント・ウェルスが19日に北京で共同で発表した2019年版「中国老後のビジョン調査報告」によると、「定年退職後のために貯金を始めている」と回答した人の割合は半数で、昨年の46%よりもやや上昇を見せた。そのうち、若い年齢層の割合が44%から48%に増加していた。全体的に見ると、回答者はできるだけ早めに定年退職したいと考えており、希望定年退職年齢は昨年の57.6歳から55.8歳に低下した。同調査には、5万50人が回答した。同様の調査研究報告では世界最大規模を誇る調査の一つとなっている。定年退職後のための貯金を難しくしている主な問題の一つが「資金不足」だ。報告の統計によると、定年退職後、子供に養ってもらいたいと希望する人の数は減少しているものの、回答者の66%は、依然として「両親に快適な生活をさせる」ことを重要な人生の目標にしていた。

<4> 「人民網日本語版」2019年09月20日
三峡シップリフトが試験運用開始から3年 取扱量は約300万トンに
中国長江三峡集団有限公司はこのほど、三峡シップリフト(船舶昇降機)の試験運用の開始からこの3年間にわたり、安全かつ安定した運用状態を常に維持してきたことを明らかにした。2019年9月17日の時点で、三峡シップリフトの運用回数は延べ1万4085回、利用船舶は延べ8842隻、利用客数は延べ31万9千人、運搬された貨物は289万800トンに上り、快速ルートとしての役割を存分に発揮した。三峡シップリフトは、現時点で、世界最大規模、技術・施工難易度が最高のシップリフトで、船体総量(水を含む)約1万5500トンを昇降させることが可能となっており、これは普通乗用車9千台以上に相当する。昇降可能な高さは最高113メートル、これは約40階建てのビルに相当。3千トン級の大型船舶が、三峡シップリフトという「エレベーター」に乗って引き上げられ、100メートルの垂直昇降を実現し、三峡の閘門を超えるための所要時間はわずか約37分となっている。

<3> 「人民網日本語版」2019年09月20日
北京の空は「APECブルー」から「常態ブルー」へ 大気の質が引き続き改善
北京市人民政府の陳吉寧市長(北京市委員会副書記)は19日、北京の居住環境が安定して改善され、特に大気の質が引き続き良くなっており、過去の「APECブルー」から「閲兵ブルー」へ、そして今年は「常態ブルー」となり、2018年の微小粒子状物質(PM2.5)の年平均濃度は2013年より累計で43%下がったと紹介した。陳市長は、「今年1-8月、北京のPM2.5はさらに大幅に減少し、1立方メートルあたり42マイクログラムまで下がった。特に8月は1立方メートルあたりわずか23マイクログラムで、データ観測以来の最低値を記録した。

<2> 「人民網日本語版」2019年09月18日
「九・一八」事変から88年目の警鐘 「国辱を忘れるな」
「九・一八」事変(満州事変)の起こった遼寧省瀋陽市では、18日午前、「『九・一八』を忘れるな」と呼びかける打鐘式が行われた。1931年9月18日、国内外を震撼させた「九・一八事変」が起こり、日本軍はこれを口実に中国侵略戦争を発動した。この時から、中華民族の14年にもわたる血にまみれた奮戦が始まることとなった。中国の国土の大半を日本軍に踏みにじられ、930以上の都市が占領され、3500万以上の同胞が死傷した。こうした歴史を忘れてはならず、歴史の歪曲をこれ以上行ってはならない。国辱を忘れず、自ら強くならなければならないのだ。

<1> 「人民網日本語版」2019年09月16日
国慶節連休期間は中国全土の有料道路が通行無料に
中秋節が終わり、間もなく国慶節(建国記念日、10月1日)が到来する。7日間に及ぶ国慶節連休期間中、全国の有料高速道路で通行料の無料化が実施される。座席数7席以下の小型乗用車の高速道路通行料が無料となるのは、10月1日0時から10月7日24時まで。10月1日から4日までの午前10時前後は、交通量のピークが訪れると予想されている。10月5日以降は、全国の高速道路交通量のピークは次第に収まるものの、7日午後から2度目のピークが訪れる見込み。