「人民網日本語版」2019年8月後半 抜粋(2019/9/1)

<20> 「人民網日本語版」2019年08月30日
香港で進む様々な「プライスダウン」
「ショッピング天国」である香港地区は現在、大々的な割引セールを行っているものの、それに対する反応は極めて薄い。こうした大々的な割引セールの背景には、今年6月から今も深刻さを増しながら続いている違法な暴力行為と妨害活動がある。そして、香港地区の経済や人々の生活においても、企業の損失や従業員の失業、市民生活への影響や都市の治安問題といった香港地区全体の「プライスダウン」が進んでいる。しかもこうした痛みは留まる様子を見せていない。市民の香港地区の将来に対する信頼感に影響を与え、世界の香港地区に対するイメージが揺らぐといった「プライスダウン」が起きており、香港地区は今後もこうした「プライスダウン」に悩むことになるだろう。

<19> 「人民網日本語版」2019年08月30日
90年代生まれの若者の8割、「健康診断結果を見る勇気無し」その理由は?
今年もまた、年に1度の健康診断の時期がやって来た。健康診断そのものより、自分自身の診断結果を見る方がキツイという人もいる。「90後(1990年代生まれ)は診断結果を見る勇気がない」という話題が、最近ネット上で盛り上がっている。メディアが街頭取材を行ったところ、「診断結果を見る勇気がない」とした「90後」は8割に上った。人民網が報じた。診断結果を見たくない理由は?

<18>  「人民網日本語版」2019年08月30日
2019年版標準地図公開 新機能「カスタマイズ地図作成」が新たに追加
「2019年測絵法PRデー&国家版図意識啓発ウィーク」メイン会場イベントが29日午前、四川省成都市で開催された。今年のイベントのテーマは、「地図の規範化使用、『一点』のミスも許さない」。自然資源部(省)は、イベント会場において、「2019年度版標準地図」を発表した。各種地図の使用量が増加するにともない、国家主権と領土保全に危害を及ぼし、国家の安全と利益に危害を及ぼし得る「問題地図」が存在し続けている。自然資源部は、関連部門と連携して、地図の監督管理と日常的なパトロール作業をいっそう強化し、世界500強企業の公式サイト、大型会議・コンベンションに使用される地図および新聞報道・ウェブサイト・新聞雑誌・映画テレビドラマなどに使用されている「問題地図」に対して綿密な調査を進め、数十社の企業・ウェブサイト上で認められた「問題地図」に対し、整備・改善を促している。

<17> 「人民網日本語版」2019年08月30日
ナーザのように「自分の運命は自分で決めよう」 中学校校長が始業式で生徒を激励
河北衡水中学(中高一貫校)の党委員会書記を務める郗会鎖校長は、このほど行われた始業式において、空前の大ヒットを記録している国産アニメ映画「哪吒之魔童降世(ナーザ 魔童降世)」のなかで、抗えないような運命に立ち向かい、道を自分の力で切り拓いていく主人公の少年神・ナーザが叫んだ「自分の運命は天が決めるのではなく自分で決める」という素晴らしい台詞を引用して生徒たちを激励した。28日の時点で、同校の公式サイトへのアクセス数は10万を上回っている。

<16> 「人民網日本語版」2019年08月29日
大学生約1万人が夏休みに宅配バイトに従事 フードデリバリー報告
フードデリバリー業の急成長に伴い、夏休みに「宅配員」のバイトに従事することが、多くの学生にとって新たな選択肢となっている。フードデリバリーサービス「餓了麽(eleme)」がこのほど発表した「2019年大学生宅配員群洞察報告」によると、今年の夏休み、全国で計9896人の大学生が、同プラットフォームでアルバイトとして宅配業務に従事し、うち約5割が大学2年から3年に進級する学生だった。このほか、宅配バイト学生300人以上が9月から大学院に進学する若者だった。

<15> 「人民網日本語版」2019年08月29日
過激化続くデモ行動に対し、警察は厳しい法律執行を堅持 香港警察
香港警察は28日、「この2ヵ月あまり、デモ参加者による過激な行動はエスカレートし続け、社会に対する影響も拡大し続けている。警察は、これまでに約900人を逮捕した。今後も厳正な法律執行を継続し、犯罪者に対して法にのっとり取り締まりと処罰を進めていく」との決意を表明した。香港特区政府警務処警察公共関係科の謝振中総警司は、警察の定例記者会見において、「警察がこの2ヵ月あまりで取り締まった事件の内容や証拠品から、非常に憂慮すべき事態を見てとれる。それは過激なデモ参加者による暴力行為が次第にアップグレードしており、命に係わる武器まで使用されるようになっているという点だ。暴力行為が発生する場所は、港九新界の随所にまで拡大し、暴力行為はますますエスカレートし、社会に対する影響も広がる一方となっている」と述べた。

<14> 「人民網日本語版」2019年08月28日
中国初の「宅配便学院」を開設 全国から学生募集
南京郵電大学は27日、「宅配便学院」を正式に開設し、「宅配便人材」を育成する中国初の専門学院となった。ションとプレッシャー処理」「宅配便末端安全管理強化の道」などの専門カリキュラムが設けられている。「われわれは郵政宅配便育成センターも設け、これを基礎に社会的サービス・プラットフォームを築くべく力を入れていく」と、南京郵電大学現代郵政学院の孫知信院長は説明する。宅配便学院は何も突然思いついたように開設されたわけではない。「宅配便配達員洞察報告2018」によると、中国の宅配便配達員は2016年から2018年までに50%増加し、すでに300万人に達している。「宅配便業界に入る若者が増えているが、配達員の流動率は依然高止まりしている。キャリア計画や社会的な職業アイデンティティーの欠如が、この問題の主たる原因だ」と江蘇省郵政管理局の蒋波副局長は語る。

<13> 「人民網日本語版」2019年08月27日
もう外見だけじゃない?パーソナリティーの夢支える義烏のライブ配信村
浙江省義烏市の北下朱村に26日、取材に訪れたところ、赤い看板が掲げられたずらりと並ぶ店舗には小さいながら必要なものは全てそろっていた。おおまかな統計によると、この小さな村だけで2000人以上のライブ配信パーソナリティーが活躍している。この村のライブ配信運営業者とパーソナリティーの関係は一種のパートナー関係のようになっている。パーソナリティーたちはライブ配信だけに集中すればよく、商品の提供からライブ配信のシステム管理に至る業務は、ライブ配信運営業者のスタッフが全て請け負う。従来のライブ配信運営モデルに比べると、ライブ配信のために倉庫や店舗を借りる必要がなく、携帯電話1台とスマホスタンド1つさえあれば外部への配信が可能で、パーソナリティーたちが何も心配事のない状態で配信を行えるようになっている。

<12> 「人民網日本語版」2019年08月27日
世界初の海洋潮流発電所が正式に運用スタート 浙江省舟山
浙江省舟山市岱山県秀山島東南海域のLHD海洋潮流発電所は8月24日午後、国家電網に向けて海洋クリーンエネルギーで発電した電力を送っていた。このプロジェクト第1期の1メガワット装置は2016年7月27日に海中での発電をスタートさせ、8月に国の電力ネットワークに組み入れられると、2018年末には同プロジェクトの第2世代、第3世代の装置も次々と海中での発電を開始している。2019年7月20日現在、LHD海洋潮流発電プロジェクトによる送電量は995720 kWh。同プロジェクトの1メガワット装置による発電と電力ネットワーク組み入れ3周年に際し、23日午後3時ごろ、浙江舟山連合動能新能開発有限公司と国網岱山県電力供給公司は電力の販売・買取契約を交わし、送電された電力量の初決済を行った。これはLHD海洋潮流発電プロジェクトである世界初の海洋潮流発電所が正式に稼働し、中国の海洋クリーンエネルギー開発の重大なブレイクスルーを他に先駆けて実現させたことを意味している。

<11> 「人民網日本語版」2019年08月23日
改札の顔認証システム導入、長江デルタ40都市65駅に拡大
中国鉄路上海局集団有限公司はこのほど、「今年下半期、高速鉄道列車・普通列車停車駅・12駅、普通列車停車駅・4駅、高速鉄道駅・1駅に104台の顔認証システム対応改札ゲート(セルフ実名制検査ゲート)を設置し、長江デルタ地域鉄道の顔認証システム対応改札ゲートを現在の476台から580台に増やし、カバー対象地域・範囲を26都市48駅から40都市65駅に拡大する」との方針を明らかにした。長江デルタ地域における鉄道は、ここ数年利用者数が伸び続け、最高記録を更新し続けている。今年の「暑運(夏休みの帰省・旅行に伴う鉄道輸送体制)」だけでも、利用者数は延べ1億人の大台を突破、1日あたり利用者数は220万人を上回った。

<10>「人民網日本語版」2019年08月23日
敦煌に人文字ならぬ「ヘリオスタット文字」が出現 甘粛省
甘粛省敦煌市にある100メガワット融解塩タワー型光熱発電所の面積7.8平方キロメートルの敷地内で、高さ260メートルの吸熱タワーを同心円状に取り囲んだ1万2千枚以上のヘリオスタット(日光を反射して一定の方向に送る反射鏡)が、巨大な「祝福祖国」の文字を描き出した。同発電所は、中国で初めての100メガワット級融解塩タワー型光熱発電所発電所であり、世界でも集光規模が最大で、吸熱タワーが最も高く、蓄熱タンクが最大で、24時間連続発電が可能な100メガワット級融解塩タワー型光熱発電所発電所でもある。

<9> 人民網日本語版 2019年08月22日
中国、就業者数が70年で1.8億人から3.3倍の7.8億人に増加
中国国家統計局が20日に発表した新中国成立70周年経済社会発展成果報告によると、新中国成立からの70年間で、中国の就業者総数が増加、就業構造が更に合理化し、就職のクオリティも顕著に向上した。中国の就業者数は1949年の1億8千万人から、2018年には3.3倍の7億8千万人に増加した。うち、都市部の就業者数が49年と比べて27.3倍増の4億3千万人に達した。2018年、中国の都市部の非私営事業機関・会社の就業者平均給与は8万2461元(1元は約15.1円)と、1978年と比べて134倍に増えた。毎年平均13%のペースで上昇し、価額要因を除いて実質18.3倍増え、毎年平均7.7%増となった。

<8> 「人民網日本語版」2019年08月21日
【人民網時評】「中立」であるべきツイッター・フェイスブックが唱える「自由」はうわべだけのもの
メディアの報道によると、米国のSNS最大手ツイッターとフェイスブックは19日、「公式に虚偽情報を発信した」ことを理由に、香港地区の暴徒の暴挙を明らかにする中国大陸部のユーザーの約1000アカウントを停止した。ツイッターは、アカウント停止の理由について、「政府とつながりのあるアカウントと見られ、香港地区に関する情報を組織的に発信し、拡大させている。それらの情報は香港市民の抗議活動の『合法性』を損なう」と説明した 。この件で、「技術的中立性」を保つべきツイッターやフェイスブックなど西側のSNS大手が、真実を伝える声に「虚偽」のレッテルを貼り、それらの声を封じ込めて、中国人の口をふさごうと躍起になっていることが明らかになった。

<7>「人民網日本語版」2019年08月21日
中国とロシアが共同建設する国境またぐ大橋が舗装段階へ 黒竜江省
中国とロシアが共同建設中の初の国境をまたぐ黒竜江(アムール川)大橋は現在、路面舗装に向けた工事段階に入っている。中国の黒竜江省黒河市とロシアのアムール州ブラゴヴェシチェンスクを結ぶ同橋は、今年5月31日に接合が完了した。現在、中国側の作業員約200人が毎日、橋の路面に生コンを流し込む作業を行っている。路面工事の作業は9月上旬まで続く予定だ。同橋の全長は1284メートルで、完成すると中国とロシアの地方都市を繋ぐ道路橋となる。

<6> 「人民網日本語版」2019年08月21日
四川で豪雨による山津波 観光客1万人以上が臥竜自然保護区に足止め
四川省の臥竜自然保護区管理局が20日明かしたところによると、19日に終日降り続いた豪雨のため、20日未明、臥竜自然保護区内の複数箇所で山津波と土石流が発生し、観光客1万1900人以上が足止めされている。集計によると、現地では7人と連絡が取れず、1人が行方不明、2人が重傷となっている。一部の民家と臥竜汚水処理場が土石流で埋まった。国道350線は複数箇所で通行不能となっており、陸の孤島と化している場所が複数ある。

<5> 「人民網日本語版」2019年08月21日
QRコード決済導入でますます繁盛する街角の小規模店
街を見渡すと、中華まんを売る店であれフルーツを売る店であれ、道端にある多くの小規模店にQRコードが掲出されており、顧客はスマホで読み取るだけで商品代金を支払うことができる。QRコード決済が大通りから路地に至るまで浸透するにつれて、道端にある小さな店の商売も、さらなる繁盛ぶりを示している。モバイル決済の時代が到来し、人々の「衣食住・移動・日用品」は全て、スマホ1台で事足りるようになってきている。大型ショッピングセンターであれ道端の小さな店であれ、どこでもスマホによる決済が可能だ。こうしたモバイル決済のなかで、QRコード決済は重要な地位を占めている。中国銀聯が今年1月に発表した「2018年モバイルインターネット決済の安全をめぐる大調査報告」によると、現在、国内で5億7千万人がモバイル決済を利用している。このうちQRコード決済は、現在のところ最もよく使用されているモバイル決済スタイルで、全体の80%以上を占めている。

<4> 「人民網日本語版」2019年08月01日
「結婚したがらない」中国の若者、その理由は?
結婚して子供を産むことに対する焦りはもはや持っておらず、ましてや人生における必須の選択であるとも思っていない。北京大学社会学部の李建新教授は、「早く結婚して子供を産み、子供が多いほど幸せという、先祖代々受け継がれてきた伝統的な結婚・出産観は、もはや過去のものとなった。個人主義時代における結婚・出産観が、従来の家族主義にもとづくものに取って代わりつつある」と指摘している。多くの人々、とくに男性は、「キャリア上での成功や社会的地位の獲得が実現してはじめて、具体的に結婚相手を探す時間ができ、費用を備えることができる」と考えている。周若愚さんは、「実際のところ、マイカー・マイホーム・高学歴・安定した仕事が揃わなければ結婚できないのであれば、おそらくほとんどの人は、40歳にならないと結婚条件に達することはできないだろう」とため息まじりに話した。

<3> 「人民網日本語版」2019年08月19日
香港で「暴力反対、香港を救おう」集会 市民47万人以上が参加
47万を超える香港市民が17日午後、金鐘(アドミラルティ)の添馬公園(タマル公園)で「暴力反対、香港を救おう」と訴える集会に参加し、暴力に反対し平和・安定を呼びかける多くの市民の声を伝えた。社会各界の人々が登壇して発言し、「これ以上の混乱はいらない、暴力をやめよう、市民の日常生活を乱すな、破壊をやめよう、法治を守ろう、分裂を防ごう、正しい軌道に戻ろう」とする七大要求を表明した。集会に参加した香港市民の戴さん(女性)は、「この2ヶ月で香港がこんな風になってしまい、とても心が痛む。ここは私たちのルーツ。だから今日は支持を表明しにやって来た」と語った。

<2> 「人民網日本語版」2019年08月19日
アマゾンが「香港独立」Tシャツ販売?ネット上に「必ず誅殺」の声

あるネットユーザーが14日、米国のEコマース企業のアマゾンがオンラインで公然と「香港独立」とプリントされたTシャツを販売している事実を暴いた。15日になっても、アマゾンの公式サイト上では依然としてこうしたTシャツを検索sることができた。そのうちある商品には「FREE HONG KONG DEMOCRACY NOW(今、香港に民主を)」とプリントされており、カラーは3色で、商品情報には「“Hong Kong independence(香港独立)」などと書かれていた。また、「買い物かご」にこの商品を入れると、画面にはこのTシャツは「Amazon.comが直接販売・出荷」する商品だというメッセージが表示された。ほかにも、「NO CHINA EXTRADITION(中国への引き渡し拒否)」などの文字プリントや中国の国章をけがすTシャツもあった。

<1> 「人民網日本語版」2019年08月16日
「国恥を忘れず 平和を愛する」 日本の無条件降伏74周年記念行事が中国各地で挙行
日本が無条件降伏を宣言した日から74周年にあたる8月15日、中国各地ではさまざまな記念行事が催され、抗日戦争の歴史を改めて心に刻み、烈士精神を伝承する決意を新たにした。侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館でも、同日、平和集会が開催され、中国・日本・韓国など10カ国以上から平和を愛する人々が駆けつけ、集会に参加した。歴史を忘れず、烈士を偲ばなければならない。社会各界の人々は、黒竜江哈爾浜(ハルビン)東北烈士紀念館、遼寧本渓東北抗聯史実陳列館、浙江侵華日軍細菌戦衢州展覧館に、自ら足を運んだ。訪れた人々は、献花や抗日戦争の経験を旧兵士から聴くなどさまざまな方法で、歴史を思い起こし、平和を守る決意を新たにした。