「人民網日本語版」2019年8月前半 抜粋(2019/8/16)

<20> 「人民網日本語版」2019年08月15日
中国人の貯金への情熱は失せたか?お金を何に使っている?
子供にどのようにお金を貯めるかを教えることが、多くの中国人にとって重要な家庭教育だ。しかし、統計によると、中国人の貯金への情熱は今、少しずつ失せてきたようだ。中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した「2019年消費者金融素養調査簡略報告」によると、消費や貯蓄に対する姿勢について調査したところ、大半の回答者(79.03%)が、「今日手元にあるお金は今日全部使い、明日のことは明日考える」という見方に、「あまり賛成できない」、または、「全く賛成できない」と答えたものの、2017 年と比べると、消費者の「延期消費」という考え方はやや少なくなり、「あまり賛成できない」、または「全く賛成できない」の割合は0.37ポイント低下した。

<19> 「人民網日本語版」2019年08月15日
南京で抗日戦争勝利74周年を記念し国旗掲揚式 南京大虐殺犠牲者を追悼
江蘇省南京市の中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館で8月15日午前8時、国旗掲揚式が厳かに行われ、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利74周年を記念し、南京大虐殺で犠牲となった30万人の同胞を追悼した。国旗掲揚式には南京各界の代表ら百人近くが参加した。1945年8月15日、日本の裕仁天皇が「終戦の詔書」をラジオ放送で朗読し、世界に「日本の無条件降伏」を宣言した。2019年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシスト戦争勝利74周年、南京大虐殺82周年に当たり、また「中日平和友好条約」締結41周年に当たっている。

<18>  「人民網日本語版」2019年08月14日
香港空港のデモ隊、中国大陸部の記者に暴行
「環球時報」傘下の環球網の付国豪記者が13日、香港空港でデモ参加者によって違法に拘束され、殴打されるという事件が起こった。香港警察が14日早朝に発表した声明によると、13日夜から14日未明にかけて、大量のデモ参加者が香港国際空港で違法に集結し、旅客1人および記者1人を拘束、罵倒し、さらには殴打した。香港警察は、「この記者は、多数のデモ参加者から荒々しく扱われ、縄で縛られ、殴打された。記者は一時、気を失った」としている。現場で撮影された動画には、暴徒によって手足を縛られた記者が、「私は香港警察を支持する!」と叫んでいる様子が写っていた。警察は、2人の被害者を治療のため病院2ヶ所にそれぞれ搬送した。警察は、今回の事件で、違法集結、凶器の隠匿携帯、警察襲撃、社会秩序の破壊の疑いで5人の男を逮捕した。なお、警察官2人が負傷した。今回の事件について、空港警察管轄区刑事部による調査が進められている。

<17> 「人民網日本語版」2019年08月13日
「香港の旅行業者、最近2ヶ月の収入約8割減」との調査結果が発表
香港の3つの観光業工会(労働組合)が12日に発表した観光業関連業者に対するアンケート調査の結果から、この2ヶ月、回答者の収入が平均8割落ち込み、1割以上が「収入ゼロ」の状態に陥っていることが明らかになった。港九労工社団聯会傘下の香港導遊(ガイド)総工会、香港領隊(ツアーコンダクター)総工会および香港観光サービス業職員工会は12日、合同記者会見を開催、「香港観光業従事者をめぐる現状」と題するアンケート調査の結果を発表した。3つの観光業労働組合は今月初めにアンケート調査を実施、旅行業関係者1012人から回答を得た。回答者はあまねく、「6月以降は、昨年同期と比べ、受け入れツアーの件数が平均7割以上減少、収入は平均約75%落ち込んだ」と答えた。このうち、「収入は90%以上減少した」と答えた人は4割に上り、「収入はゼロ」とした人も1割いた。また、回答者の9割以上が、「今後一年の香港観光業に不安を感じる」と答えた。

<16> 「人民網日本語版」2019年08月13日
「ナイトタイムエコノミー」が中国経済の新たな活力源に
今年の夏、中国では「ナイトタイムエコノミー」がホットワードとなった。 ナイトライフの浸透は時代の変化を映し出し、そして中国の人々がより楽しい生活を求めるようになったことを示している。日に日に盛んになる「ナイトタイムエコノミー」が今、中国経済の新たな活力源となっている。夜に友人らと食事やレジャーを楽しんだり、文化が楽しめるスポットに足を運んだり、スポーツをしたりする人々が増え、より多くの「ナイトタイムエコノミー」の新業態が台頭している。今年上半期、中国では消費の高度化が一層進み、サービス性消費の拡大が続き、住民の消費支出全体のうち、サービス消費が約半分を占めた。統計によると、サービス消費を主要な内容とする「ナイトタイムエコノミー」が、都市の国内総生産(GDP)に占める割合は拡大を続け、急速に発展している。北京や上海、広州、杭州などの都市の夜間の消費は、1日全体の消費額の約半分を占め、その割合は右肩上がりとなっている。

<15> 「人民網日本語版」2019年08月09日
日本の消費税引き上げへ 日本旅行はどれくらい値上がりするか
日本政府はこのほど消費税率の8%から10%への引き上げをめぐる詳細なルールを発表した。税率が引き上げられると、日本で暮らしている人だけでなく、日本を訪れる外国人観光客にも影響が及ぶことになる。新ルールによると、酒類・外食を除く飲料食品、新聞などの日用消費財は税率を8%で据え置く。注目を集めるのは外食産業で「店内で食べた場合」と「テイクアウトした場合」とで税率を変え、店内では10%に引き上げるが、テイクアウトは8%で据え置く点だ。日本の国税庁は、「東京ディズニーランドや大阪のユニバーサルスタジオジャパンのようなテーマパーク、観光地の外食消費では、園内のレストランに着席して飲食をした場合は『店内で食べた場合』として10%の消費税を徴収するが、店外に持ち出して食べた場合は8%とする」と明確に線を引く。この「店内」と「テイクアウト」での税率の違いはマクドナルドやすき家などのファストフードチェーンにも適用される。

<14> 「人民網日本語版」2019年08月08日
農村部住民の平均可処分所得、70年で実質40倍増
国家統計局は7日、新中国成立70周年経済社会発展成果報告書を発表した。報告書によると、2018年の農村部住民の平均可処分所得は1万4617元(1元は約15円)で、物価要素を除くと1949年より実質40倍増となっている。年平均成長率は実質5.5%。新中国成立から70年で農村部住民の所得が急増し、都市部との格差が大幅に縮小している。報告書によると、2018年の農村部住民と都市部住民の平均可処分所得の比率は1対2.69で、1956年より0.64低下した。また農村部住民の消費水準が向上を続け、エンゲル係数が持続的に低下している。報告書によると、2018年の農村部住民平均消費支出は1万2124元で、物価要素を除くと1949年比で実質32.7倍増となっている。年平均成長率は実質5.2%。農村部住民のエンゲル係数は30.1%で、1954年より38.5ポイント減となっている。

<13> 「人民網日本語版」2019年08月08日
今日は立秋 肉を食べて夏バテを回復する日
「中国天文年暦」によると、8日3時13分に二十四節気の「立秋」が到来した。立秋は秋の最初の節気となり、暑さも峠を越し、暦の上で秋が始まったことを意味する。民間では立秋の日に体重を量り、立夏の日の体重と比べるという行為が広まっている。なぜなら夏になると食欲が落ちて、食事もあっさりしたメニューになり、ほとんどの人が体重が少し減る「夏バテ」を経験するからだ。秋風がそよぎ、食欲が出たら、美味しいものを食べたくなり、夏に失った体重を取り戻す。栄養をつける方法は「貼秋◆(秋に滋養のあるものを食べて脂肪をつけること)」(◆は月へんに票)。栄養のあるものとしてまず最初に選ばれるのは肉であるため、「肉で脂肪をつける」とも言う。

<12> 「人民網日本語版」2019年08月07日
青々とした水田にツルが羽ばたく田んぼアート 上海
上海市浦東新区の航頭鎮牌楼村の水田には6日、大規模な田んぼアート「鶴帰故郷」が稲穂のキャンパスに描かれていた。上空からその様子をとらえると、約1.33ヘクタールの青々と稲穂の育つ水田をキャンパスに見立て、2羽のツルが翼を広げて飛び立ち、雲がたなびくシーンが描かれており、稲穂が風を受けるたび、その躍動感がさらに増す。時にはシラサギが数羽飛来して、水田の中を歩く様子も人々の目を楽しませている。

<11> 「人民網日本語版」2019年08月07日
国内初の5Gスマホ発売 火蓋が切られた「販売合戦」
中興通訊(ZTE)の「天機Axon10 Pro 5G版」の販売が5日午前0時にスタートした。価格は4999元(1元は約15.14円)からとなっている。意外だったのは、京東商城と蘇寧電器の2大トップ企業がともに「国内初の5Gスマホを発売した」とそれぞれ表明したことだ。京東側は、「5日午前0時、ZTEの天機5Gスマホ第一弾が当社倉庫から正式に出荷された。これは、本当の意味で国内で初めて販売された5G商用スマホである」としている。その10分後、北京市朝陽区に住むあるユーザーは、同商品が入った宅配便を受け取り、京東で買った5Gスマホを購入し、受け取った初のユーザーとなった。一方、蘇寧側でも、未明に新浪微博(ウェイボー)上に「北京慈雲寺蘇寧易購広場の5G体験ショップで、全国初の5Gスマホ購入者が誕生した。この購入者はその場で中国電信(チャイナ・テレコム)5G体験パッケージプランを契約し、5G体験を行っていた」と投稿した。

<10> 「人民網日本語版」2019年08月06日
「百花宴」で花を召し上がれ 雲南省麗江
雲南省麗江市の千古情景勝地で8月4日、「百花宴」が催された。生の花を使った料理がふるまわれ、各地からの観光客が雲南独特の食文化を体験していた。油で揚げたバラの花、「海菜花」という雲南固有の水生植物の和え物、生で食べるジャスミンの花など、生の花を使った料理をスタッフが観光客の目の前で作り、観光客は花に囲まれながら普段とは違ったグルメ体験を楽しんでいた。

<9>「人民網日本語版」2019年08月06日
猛暑の中を「疾走」する女性宅配員
29歳になる丁真真さんは、北京の街を駆け抜ける普通の宅配便配達員だ。ビル約30棟への集配サービスを担当しており、1日に取り扱う宅配荷物の件数は100件を上回る。丁さんは、「仕事で最もプレッシャーが大きいのは、やはり集荷業務だ。毎回、1時間前にアプリに集荷情報が表示され、顧客の指定した時間から1時間以内に荷物を受け取りに行かなければならない。忙しい時には、平均3分に1件、集荷に追われる」と話す。記者が彼女に同行した。1件届け終わると、休む間もなくすぐに宅配車の荷台から次の荷物を取り出し、発車させた。宅配車を運転する丁さんのおでこには玉のような汗が流れ続けたが、丁さんはそれに構っている余裕もなく、宅配車を走らせ続けていた。

<8> 人民網日本語版 2019年08月06日
中国関連企業、米国産農産物の輸入を一時停止
国家発展改革委員会及び中国商務部(省)の関係者から得た情報によると、米国が先ごろ3000億ドル分の中国製品に10%の追加関税導入を予定していると表明し、大阪における中米首脳会談の共通認識に著しく背いたことを受け、中国国務院関税税則委員会は、8月3日以降新たに輸入契約が交わされた米国産農産物に追加関税を導入する可能性を排除せず、中国の関連企業はすでに米国産農産物の輸入を停止していることを明らかにした。中国の関連部門は、「中国市場は大規模であり、米国産の高品質農産物の輸入には将来性がある。しかし、米国側が大阪の首脳会談の共通認識を真摯に実行し、発言の信頼性を高め、約束したことを実行し、両国の農業協力に向け必要な条件を整えることを望む」と表明した。

<7> 「人民網日本語版」2019年08月05日
中国人はたくさん稼いでいるのになぜ使おうとしないのか
サイフが膨らめば膨らむほど、思い切ってお金を使うようになる。こうした「手切族の世界における鉄の法則」が最近の中国では通じなくなった。データによると、2019年に入り、中国国民の一人あたり平均可処分所得は昨年以来の安定した増加傾向を維持しているが、平均消費支出の増加率は前年に比べ目立って低下し、両者の鋏状価格差は拡大した。単純化して言えば、中国人はたくさん稼ぎながら、お金を使おうとしない。なぜだろうか。実際、今は中国国民に消費をちゅうちょさせるさまざまな要因がある。

<6> 「人民網日本語版」2019年08月05日
雪上で3メートル四方の巨大火鍋に100人が舌鼓! 河南省洛陽
中国各地で連日猛暑が続く中、河南省洛陽市の伏牛山スキーリゾート室内ゲレンデでは8月2日夜、100人以上の分厚い綿入れを着た人々が雪の上で3メートル四方の巨大火鍋を囲んでいた。屋外では炎天下で半袖を着てBBQをしているというのに、室内の人々は雪の上で綿入れを着て火鍋を食べ、ひんやりとアツアツを同時に楽しんでいた。火鍋を食べ終わると、雪の中に埋めておいたスイカや飲み物を除雪車が運んできて、雪で冷やされた果物と冷え冷えの飲み物を味わうこともでき、なんともうらやましい限りの光景だった。

<5>「人民網日本語版」2019年08月03日
果物・野菜専用列車の運行で野菜農家に便宜 四川省成都市
四川省成都市天府新区太平鎮の農家の人たちが7月31日早朝、果物・野菜専用列車に乗って華陽まで農産物を売りに出かけていた。現地では果物・野菜専用列車が運行されており、農家の人たちが定期市に農産物を売りに行くのが不便だという状況を効果的に改善している。専用列車では全員座席に座ることができ、積み込む農産物を置くスペースも用意されている。

<4> 「人民網日本語版」2019年08月02日
今年の中国国内旅行者数延べ60.4億人、観光収入5.6兆元の見込み
中国観光研究院は1日、「2019年上半期観光経済運営研究成果・海外旅行発展報告」を発表した。同報告書によると、今年上半期、中国国内の旅行者数は前年同期比8.8%増の延べ30億8千万人、国内観光収入は同13.5%増の2兆7800億元(1元は約15.4円)にそれぞれ達する見通しとなっている。

<3> 「人民網日本語版」2019年08月02日
男性用ガウチョパンツに首かけ扇風機、中国人の暑さ対策あれこれ
「たった5分外を歩くだけで、2時間汗がとまらない」。そんな猛暑が続く夏に、中国各地の人々は、それぞれの素晴らしいアイデアを発揮し、さまざまな方法で暑さ対策をしている。ネット通販大手・淘宝(タオバオ)上のオンラインショッピングモール・天猫(Tmall)は1日、全国各地の「ひんやりグッズ」マップを発表した。ビッグデータをまとめて作成されたこの「ひんやりグッズ」マップ上で、浙江省の人にとっての涼しく過ごす「正しい方法」は、愛車に車内用ミニ冷蔵庫を積みこむことであり、江蘇省の人は、「首かけ扇風機」で歩きながら風が当たるようにしている。また、広東省の人がお気に入りの方法は、「クーラー使用時用の肌掛け布団・スイカ」だった。

<2> 「人民網日本語版」2019年08月01日
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館で、被害者の消灯追悼式
江蘇省南京市の中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館で7月31日、最近亡くなった南京大虐殺の被害者である万秀英さんの追悼式が行われ、館内に掲げられた万秀英さんの写真の灯りが消された。現在、南京侵略日本軍被害者支援協会に登録されている生存者は82人のみとなっている。

<1> 「人民網日本語版」2019年08月01日
太行山脈の奥深くに広がる美しい棚田 河北省
盛夏を迎え、太行山脈の奥深く、河北省邯鄲市渉県の山間部に連なる棚田は一面緑に覆われ、絵のように美しい風景が広がっている。