「人民網日本語版」2019年4月後半 抜粋(2019/5/1)

<20>  「人民網日本語版」2019年04月30日
出稼ぎ労働者、1980年代生まれが5割超 平均月収3721元
中国国家統計局は29日、「2018年農民工モニタリング調査報告」を発表した。報告の統計データによると、2018年、中国の農民工(出稼ぎ労働者)の総数は引き続き増加傾向を呈したが、増加スピードは明らかに減速した。2018年の出稼ぎ労働者総数は2億8836万人、前年比184万人(0.6%)増加した。増加数は前年比297万人減、増加スピードは同1.1ポイント下落した。報告によると、出稼ぎ労働者のうち、省外で働く出稼ぎ労働者は7594万人、前年比81万人(1.1%)減少した。一方、省内で働く出稼ぎ労働者は9672万人、同162万人(1.7%)増加した。勤務エリアについてみると、2018年、東部と東北地区で就業する出稼ぎ労働者は減少したが、中西部地区で働く出稼ぎ労働者は引き続き増加した。同年、東部地域で働く出稼ぎ労働者は1億5808万人、前年比185万人(1.2%)減、出稼ぎ労働者総数の54.8%を占めた。このうち、北京・天津・河北エリアで就業する出稼ぎ労働者は2188万人、同27万人減少した。

<19> 「人民網日本語版」2019年04月30日
メーデー祝い、自家製野菜を麻辣燙で味わう農業従事者たち 湖南省
湖南省の農業などを体験できる施設・益陽現代農業嘉年華(Yiyang Modern Agriculture Carnival)に所属する農業従事者が今月29日、直径3メートルの巨大鍋で麻辣燙(ピリ辛風味の煮込み料理)を楽しんだ。鍋の中の具は、農業従事者が温室で自分たちで栽培した野菜。地元グルメである麻辣燙を食べて、5月1日の「メーデー」を、ちょっと早めに祝った。

<18> 人民網日本語版 2019年04月29日
2019年北京世界園芸博覧会が開幕
2019年北京世界園芸博覧会の開幕式が28日、北京市延慶区で開催された。

<17> 「人民網日本語版」2019年04月27日
メーデー連休の観光地は「黒山の人だかり」に?
「メーデー」(5月1日)連休が近づくにつれて、各旅行サイトなどの予約人数が増加し続けており、子連れ観光、山遊びや水遊び、ビーチリゾートといったテーマの旅行が人気を集めている。旅行サイトの「驢媽媽」が先日発表した「メーデー連休旅行予測報告」(以下、「報告」)によると、「メーデー」連休期間中における「1日から3日間」の小旅行の予約が58%に達し、なかでも2泊3日のフリープラン商品の人気が最も高くなっている。「メーデー」連休はちょうど春夏の変わり目の時期にあたり、気候もほどよく、1年において最も旅行に適したシーズンとなっている。そのため連休を利用して、子供を連れて近場で休暇を過ごすことは多くの観光客が選択する第一候補となっている。「

<16> 「人民網日本語版」2019年04月29日
中国社会科学院「給与所得が農民増収に寄与した最大の要因」
28日に行われた中国農村経済情勢分析・予測シンポジウムおよび『農村緑書(2018〜2019年』発表会で明らかにされたところによると、給与所得が農民の収入増加に寄与する最大の要因になった。19年の農民の可処分所得は1万6千元(1元は約16.6円)に増加し、一人あたり平均給与所得は6500元を超える見込みという。同日発表された農村緑書によれば、18年に農村居住者の平均可処分所得は1万4617元となり、実質で前年比6.6%増加した。農村部と都市部との収入の開きは1対2.69になり、前年比0.02縮まった。農村居住者の可処分所得のうち、給与所得が農民の収入増加に寄与する最大の要因になった。18年の給与所得は5996元で前年比498元増加し、農民の増収への寄与度は42.0%だった。経営純所得は5359元で同331元増加し、寄与度は27.9%。移転純所得は2920元で同317元増加し、寄与度は26.8%。財産所得は342元で同39元増加し、寄与度は3.3%だった。

<15> 「人民網日本語版」2019年04月26日
杭州のバス停にスマートバスロケーションシステム 乗り換え情報など表示
浙江省杭州市内の延安路や鳳起路、環城西路、銭江新城のコアブロックなどのバス停69ヶ所に5月1日から、最新型のスマートバスロケーションシステムが導入される。同システムを使って、路線バスの乗り換え情報や周辺の公共自転車情報、列車の情報などを見ることができるほか、タクシーを呼ぶこともできる。

<14> 「人民網日本語版」2019年04月26日
農家・牧民の富を築く希望の窓開く
先ごろ西蔵(チベット)自治区山南市克松コミュニティで、達瓦さんが語る起業の物語を耳にした。手押し耕運機を操縦する仕事から、小さな飲食店の経営、さらに農業用コンバインの請負業、そして長距離トラックの運転手までこの26年間で6回にわたって「転職」し続けてきた。彼は現在、克松で2階建ての一軒家に暮らし、拉薩(ラサ)にも不動産を購入した。今後は田舎暮らしを体験できる宿泊施設「農家楽」を経営する予定だ。人々に富をもたらし西蔵を振興しようとするならば、西蔵の人々の奮闘精神と発展の願いを確かなものにすることが極めて重要だ。克松では、達瓦さんのような家庭は少なくない。この「西蔵を民主改革第一村」において、克松の人々は当時率先して民主改革を行った人々のように、勇敢に探索し夢を追い、発展の道で汗水を流して働き、活力あふれている。どうしてこんなに頑張るのかと聞いたところ、「美しい生活は自らの両手で勝ち取り、美しい家庭は自らの両手で築く」や「国の発展と時代の進歩に加わることができ達成感がある」といった答えが返ってきた。

<13>「人民網日本語版」2019年04月25日
湖南省張家界のガラス橋を無人運転バスが走行に初挑戦
湖南省張家界大峡谷景勝地では4月24日、無人運転バスがガラス橋の上をゆっくりと走行し、中国の「バスを浮かせた第一人者」であるマジシャンの談蘇陽が人体浮遊マジックショーを披露した。この日、同景勝地では、無人運転バスで高山峡谷のガラス橋の走行に挑戦するイベントが行われ、重さ5.5トンの無人運転バスが全長430メートル、幅6メートル、橋から谷底までの垂直落差300メートルの全透明ガラス橋を無事に通過した。これをうけ、ちかく中国国内観光地で初の無人運転バスの運行がスタートすることになるという

<12>「人民網日本語版」2019年04月25日
滴滴出行 日本の東京・大阪でタクシー配車サービス開始
配車サービス大手・滴滴出行の日本での合弁会社DiDiモビリティジャパンは24日、東京と京都の2ヶ所でタクシー配車サービスを開始した。昨年9月にも大阪で同様のサービスをスタートしており、東京と大阪の2大都市圏をカバーしたことになる。DiDi社の菅野圭吾副社長は、「滴滴は先進的な車両管理と調整システムを導入し、運転手の受注効率と収入を効果的に引き上げた。2019年3月末現在、大阪での車両提携先は約40社に上り、サービス開始当初の3倍に増え、業務の月平均成長率は60%で、タクシー会社や乗客の評判は上々だ」と述べた。

<11> 「人民網日本語版」2019年04月24日
中国第1四半期個人所得で9省市が平均以上 1位は上海
中国国家統計局はこのほど全国31省・自治区・直轄市の2019年第1四半期の個人の平均可処分所得データを発表した。それによると、9省市が全国平均を上回り、うち7省市は1万元(1元は約16.6円)を超えた。トップは上海で1万8704元に上り、北京がすぐ後に続いた。同局はこのほど、同期の全国と省区市別の個人の平均可処分所得データを相次いで発表した。データによると、同期の全国の平均可処分所得は8493元で、前年同期比の名目成長率は8.7%、物価要因を考慮した実質成長率は6.8%だった。9省市が全国平均の8493元を上回った。上海市、北京市、浙江省、江蘇省、天津市、広東省、福建省、山東省、遼寧省で、このうち山東と遼寧を除く7省市は1万元を超えた。

<10> 「人民網日本語版」2019年04月24日
10の数字からみる「一帯一路」建設5年間の成果
中国政府は22日、「『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアチブの共同建設における進展、貢献と展望」を発表した。「一帯一路」建設の約5年間に上がった成果は、この文書に記された10の数字からその一端をうかがうことができる。(1)政府の協力文書173件に調印(2)「中欧班列」が累計1万3千本を運行 (3)国際航空路線が1239本増加 (4)沿線国との物品貿易額が6兆ドル突破 (5)直接投資が900億ドル突破 (6)共同融資が70数ヶ国・地域に広がる (7)約40ヶ国・地域で人民元クロスボーダー(越境)決済が可能に (8)40数ヶ国と国際生産能力協力を展開 (9)沿線24ヶ国と高等教育の学歴・学位相互認証を実現 (10)沿線57ヶ国とビザ相互免除協定を締結

<9> 「人民網日本語版」2019年04月24日
北京の高齢者9割以上は自宅で老後 老人ホームの多くは赤字経営
調査研究統計によると、北京市では老人ホームが不足して入居が困難という状況はほとんど見られず、90%の老人ホームにはたくさんのベッドの空きがある状態だ。また、北京市の老人ホームは経営状態が非常に悪く、黒字となっている老人ホームはわずか4%。60%は、投資金の回収に10年以上かかる状態となっている。北京大学人口所の喬暁春教授は、このほど開催された第11回清華シルバー産業フォーラムで、「2016年の時点で、北京市には認可を受けた老人ホームが460軒あり、高齢者約4万1000人がそこで暮らしている。北京市の戸籍を持つ60歳以上の高齢者数と比較すると、老人ホームで暮らしている高齢者は1.3%にとどまっている。98.7%は、老人ホームではなく、自宅で暮らしていることになる。老人ホームに入居する経済的余裕がないケースもあるかもしれない」とした。

<8> 「人民網日本語版」2019年04月23日
留学先から帰国する人の数8%増 多くの留学生が帰国を希望
中国教育部(省)の統計データによると、2018年度に中国から出国し、海外で学ぶ留学生の総数は66万2100人に上った。2017年度のデータと比較すると、2018年度の留学生数は5万3700人(8.83%)増加した。一方、留学を終えて帰国した人は、前年比3万8500人(8%)増加した。専門家は、国力の増強と国内経済の急成長に伴い、留学先から帰国し、母国で働くという選択をする中国人留学生が、増加傾向にあるとの見方を示している。

<7> 「人民網日本語版」2019年04月22日
「南水北調」で北京に供給された水はなんと45億立方メートル
水の恩恵を直接受けた市民の数1200万人超
北京市水務局はこのほど、最新の統計データに基づき、「南水北調(水不足解消のために南方地域の水を北方地域に送る国家プロジェクト)」の実施を通じ、総量45億立方メートル以上の水が北京エリアに供給されたことを明らかにした。送られた水の水質は、地表水の環境品質基準II類以上を安定的に保っているという。現在のところ、「南水北調」によって供給された水は、北京市街地の水道水の7割以上を占めるまでとなっており、1200万人以上の市民がその恩恵を直接受けていることになる。2014年12月12日、南水北調中線第一期工事が全線開通し、送水を開始した。同年12月27日、湖北省丹江口ダムから送られた長江の水が北京に供給された。これまでに北京に供給された45億立方メートルの水のうち、30億1900万立方メートルは給水施設に送られ、11億立方メートルは大型・中型ダムと緊急用水源地にプールされており、3億8100万立方メートルは都市河川・湖沼環境の補充・改善に運用されている。

<6> 「人民網日本語版」2019年04月20日
95年代生まれの携帯購入価格は月収の約2倍 ゲームは社交の場に
北京大学心理・認知科学学院の王■(壘の田がム)教授の研究チームはこのほど、「95後携帯電話使用の心理・行動白書」を発表した。同チームの調査の結果、95後(1995年から1999年生まれ)の一日の携帯電話使用時間は平均で8.33時間に達し、それ以前の世代の人々より23%長いことがわかった。中でもモバイルSNS、勉強、映画、音楽、動画に費やす時間が上の世代よりかなり長かった。スマートモバイル機器の発展にともない、電子書籍のニーズが徐々に拡大している。しかし同白書によれば、95後の50.9%が「本を1冊読むのに20日以上かかる」と答え、「10日で1冊」は32%。全体として95後は読書量が少なく、1冊にかかる時間は平均38日間だった。調査によると、95後のゲームアプリケーションの選択はばらばらだが、上位5位に並ぶゲームはほとんどが他人とチームを組む必要があり、これは95後が人付き合いを重視していることと関係がある。95%の95%が、「携帯ゲームで遊ぶ時に最も重視するのは」という質問に対し、「友だちと一緒に遊ぶこと」と「リラックスすること」を上げた。

<5> 「人民網日本語版」2019年04月18日
中国の九華山と沂蒙山の2公園が「ユネスコ世界ジオパーク」に認定
国連教育科学文化機関(ユネスコ)執行局第206回会議が17日に開催され、中国の安徽省九華山地質公園と山東省沂蒙山地質公園が、ユネスコ世界ジオパーク(地質公園)に認定された。これにより、中国国内でユネスコ世界ジオパークに認定された公園は39ヶ所となった。世界には計147ヶ所のユネスコ世界ジオパークがある。公告によると、新たに認定された地質公園は、地球の地質多様性を反映していると評価された。九華山世界地質公園は、安徽省青陽県にあり、その名前は、「9基の雄壮で美しい山」を意味しており、その独特かつ有利な地質条件によって、同地区の生物多様性と文化伝統の繁栄が大いに促進された。九華山の山頂には仏教寺院が建設されており、その一部は紀元5世紀にまで遡ることができ、宗教・歴史・文化的に重要な意義を備えている。沂蒙山世界地質公園は山東省臨沂市に位置し、城のような岱崮型地形が点在し、その間に数多くの歴史・文化遺産や遺跡が分布している。ここには、周朝の万寿宮や孔子小魯処、1500年の歴史を誇る元帥樹、孟良崮戦役紀念碑のほか、いくつかの著名寺院もある。

<4> 「人民網日本語版」2019年04月17日
各自動車メーカーの革新の成果目の当たりに 上海モーターショー開幕初日
第18回上海国際自動車工業展覧会(2019年上海モーターショー)が4月16日に国家エキシビションセンター(上海)で正式に開幕した。今回のモーターショーでは世界の自動車メーカーの革新的発展の成果を集中的に展示し、20の国と地域から有名自動車メーカー1000社以上が上海に集結している。

<3> 「人民網日本語版」2019年04月17日
貧困大学生1人につき3つ以上の雇用ポストを提供 甘粛
甘粛省教育庁はこのほど、同省に登録されている貧困大学生1人につき3つ以上の雇用ポストを提供し、就職による貧困脱出を推進する方針を明らかにした。甘粛省は、数年前から、「三支一扶(教育と農業、医療の3つの支援と貧困扶助)」や「特崗計画」、「西部ボランティアサービス計画」、「大学生1万人の企業採用」といった末端組織を対象にしたプロジェクトや特定項目計画を制定・展開しており、より多くの大学卒業生が末端組織で就職するよう指導・奨励し、人材資源を環境の厳しい辺境地域や末端組織の第一線に向かわせることで、そのポストの流動を促し、末端組織の構築推進に重要な作用を発揮してきた。

<2>  「人民網日本語版」2019年04月16日
貴州省初の5Gスマート病院が患者の遠隔医療スタート
貴州医科大学附属病院と中国移動通信集団貴州公司はこのほど共同で5G+医療連合実験室を設立し、貴州省初の5Gスマート病院を共同で建設することを発表した。この実験室は5G技術に基づくモバイルスマート看護、モバイルスマート医師、手術の遠隔指導、遠隔カンファレンス、遠隔超音波などに基づき構築される。5Gネットワークの低遅延化や高速化の特性は患者により良い医療サービスを提供することができる。

<1> 「人民網日本語版」2019年04月16日
「一帯一路」、6年間の歩み
「『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設と素晴らしい未来の開拓」をテーマとする第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラム4月下旬、北京で開催される。外国首脳約40人を含む、100ヶ国以上の代表数千人が同フォーラムに参加する。過去6年間を振り返ると、いくつかの重要な節目から「一帯一路」協力が歩んできた非凡な道のりを見てとることができる。2013年秋、習近平国家主席が「一帯一路」の共同建設を初めて提唱すると、数多くの国と地域がすぐさまその呼びかけに応じて参加を表明した。2015年3月、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの共同建設推進のためのビジョンと行動」が発表され、「一帯一路」協力の理念と計画がより明確に世界に示された。2015年12月、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が設立し、獲得できた協力に対する共同認識と効果は、予測を大いに上回るものとなった。