「人民網日本語版」2019年01月前半 抜粋(2019/1/16)

<20> 「人民網日本語版」2019年01月14日
北京戸籍を獲得可能な高スキル人材5タイプ、配偶者・子供も同伴可
北京市人民政府公式ウェブサイトの掲載情報によると、中国共産党北京市委員会弁公庁と北京市人民政府弁公庁はこのほど、「新時代における首都技能人材チーム建設の全面強化に関する実施意見」(以下、「意見」)を発表した。「意見」では、高スキル人材に対する政治的・経済的・社会的待遇を全面的に高めることが打ち出されている。このうち、以下5タイプの高スキル人材は、規定に基づき、人材誘致政策の申請を直接行うことができる。1.「中華技能大賞」受賞者 2.国務院政府特別手当を受給している高スキル人材3.北京市に非常に重要な貢献をした高スキル人材 4.「世界技能大会」銅メダル以上受賞選手およびコーチ陣のリーダー 5.「国家・市級一類技能大会」優勝選手 また、本人の配偶者および未成年の子供も、北京市への転居を認められている。

<19> 人民網日本語版 2019年01月14日
海口市でEVバス300台が新たに導入 運転席に防犯仕切りを標準搭載
海南省海口市交通集団は13日、300台の新エネEVバスを新たに導入した。今回導入されたバス全車には運転席エリアに運転手の安全を確保するための防犯仕切りが標準搭載されている。

<18> 「人民網日本語版」2019年01月14日
故郷に戻り牧草地での暮らしを配信し、人気集めるモンゴル族の女性
骨の髄まで冷えてしまいそうな冬の草原地帯。そんな内蒙古(内モンゴル)自治区西ウジムチン旗に住む「95後(1995年から1999年生まれ)」のモンゴル族の女性・烏音嘎さんは、牧草地の暮らしの様子を撮影するのに忙しい日々を送っている。大学を卒業したばかりだった烏さんは2018年1月に故郷に戻ると、起業して牧草地のショートムービー制作を始めた。彼女は美しい草原の風景を撮影し、牧草地での暮らしを記録し、美しい故郷のユニークな生活習慣を人々に紹介することで、中国各地のネットユーザーから注目を集めるようになった。現在、烏さんは、ショートムービーやライブ配信プラットフォームですでにフォロワー数百万人を抱えており、故郷の観光業や特産物販売も促進させているという

<17> 「人民網日本語版」2019年01月11日
116年の歴史を持つ建築物、トンネル建設のため「お引越し」 上海市
上海市楊浦区で8日、江浦路越江トンネル建設に際し、116年の歴史を持つ文物保護建築物1棟を東側に水平移動させる作業が無事完了した。このレトロな西洋風の建築物は、独立した4棟からなり、計235メートルの水平移動を行った。

<16> 「人民網日本語版」2019年01月11日
チベットの貧困発生率が8%以下まで低下
西蔵(チベット)自治区第11期全国人民代表大会(全人代)第2回会議が10日に開かれ、全自治区で15万人の貧困人口および19の貧困県が全て貧困から脱却したことが明らかになった。中国共産党第十八次全国代表大会(十八大)以来、同自治区は、深刻な貧困地区と特殊な貧困群に焦点を当て、産業における貧困扶助や貧困地区からの移転といったターゲットを絞った貧困支援政策を進めてきた。2018年、自治区農民の一人当たり可処分所得の増加率は13%、25の貧困県が貧困状態から脱却し、全自治区での貧困発生率は8%以下まで低下した。

<15>「人民網日本語版」2019年01月11日
一線都市では将来的に住まいを賃貸する人の割合が40%以上に
不動産情報サイト「58同城」と「安居客」が9日に発表した報告によると、住まいを賃貸する人の割合が上昇の一途をたどる大きな流れを見せており、今後、一線都市と一部の新一線都市では、住まいを賃貸する人が40%以上に達する見通しであることが明らかになった。報告によると、長期的なスパンで見た場合、住まいを賃貸する人の割合が上昇の一途をたどる大きな流れを見せており、今後、一線都市と一部の新一線都市では、住まいを賃貸する人の割合が40%を上回ることになるとみられている。住宅賃貸制度が絶えず完備されるにつれ、住宅の賃貸は、「住みたいところに住まいがある」という重要なスタイルの1つになるとみられている。58安居客不動産研究院の調査研究データによると、都市住民の約3分の一は、「賃貸料が妥当であれば、長期的に住まいを賃貸するという方法を選択する」と答え、うち、人々が一般的に受け入れられるとした賃貸料の価格帯は、「1ヶ月1千元から4千元(1元は約15.9円)」だった。

<14> 「人民網日本語版」2019年01月11日
客室乗務員採用試験に向け強化訓練に励む平均年齢18歳の少女たち
このほど、吉林省長春市のある客室乗務員養成学校では、平均年齢18歳の少女たちが講師の指導の下、緊張感漂う専門課程のトレーニングを行っていた。トレーニング内容は中国語の標準語学習、英会話レッスン、姿勢トレーニング、メイクレッスンといった客室乗務員採用試験に必須の科目。少女たちは、立ち姿から座った際の姿勢、歩いた際の姿勢まで訓練するほか、美しい笑顔の練習など毎日6時間以上にわたる厳しい訓練に取り組んでいる。

<13>  「人民網日本語版」2019年01月10日
4千元の化粧品使い放題!シェア化粧室はシェアエコノミーの救世主に?
シェア自転車やシェア自動車、そしてシェア充電器に続き、北京・上海・広州などの大都市において、女性が化粧するのに便利な「シェア化粧室」がひっそりと流行の兆しを見せている。初回利用の15分間が無料ということもあり、次第に多くの女性たちから歓迎されるようになってきている。とはいえ、シェアリングエコノミーのブームがだんだんと下火になっていくなかで、シェア化粧室のブームが高まる可能性はあるのだろうか?現在、シェア化粧室が設けられているのは、全国で、北京、上海、広州、南京、杭州、武漢6都市のみだ。武漢のある商業施設の地下1階に設置されたピンク色の化粧室には、総額4千元(1元は約15.9円)相当の各種大手ブランドの化粧品がそろっており、利用者は自由に使用することができる。料金は初回利用の15分間は無料で、最高58元で利用時間は45分間以内と制限されている。

<12>  「人民網日本語版」2019年01月10日
春節海外旅行の予約件数と代金いずれもアップ、家族旅行が全体の7割超
2019年の春節(旧正月、今年は2月5日)法定休暇が正式に発表されたことに伴い、春節連休の旅行申し込みもラストスパートに入っている。各大手旅行会社によると、東南アジアへのアイランド旅行、日本への温泉・スキー旅行、オーストラリア・ニュージーランドへの季節が逆の南半球旅行などが、春節海外旅行の人気ツアーとなっており、問合せ・申し込み件数がいずれも急増している。オンライン旅行予約サイト「Lvmama.com」の統計データによると、春節連休の海外旅行十大人気目的地は、順に、タイ、日本、中国香港地区、シンガポール、ベトナム、インドネシア、モーリシャス、米国、オーストラリア、フランスだった。このうち、リゾートアイランド旅行が春節旅行で最も人気が高く、春節に海外旅行をする中国人観光客延べ総数の約6割を占め、プーケット島、ダナン、バリ島への予約が殺到している。

<11>「人民網日本語版」2019年01月09日
「舌の上の中国」ならぬ「舌の上の老人ケア」、浙江省に高齢者向け食堂
浙江省寧波市鎮海区駱駝街道では2018年11月末に住民養老サービスセンターに「中央キッチン式」食堂を開設した。食材を一括購入し、コミュニティの高齢者たちから材料費のみを徴収し、その食材の調理と宅配サービスを提供することで、好評を得ている。

<10> 「人民網日本語版」2019年01月09日
「一帯一路」沿線国で年越しする中国人観光客の増加目立つ
民間航空交通統計研究センターがこのほど発表した「2019年民間航空個人旅行客春運交通予測報告」によると、今月21日から始まる春運(春節<旧正月、今年は2月5日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)を前に、飛行機チケットを予約する人が増加しており、一部の便はエコノミークラスのチケットが既に完売となっている。また乗り継ぎで帰省した場合は、飛行機チケットの平均価格が最大で約65%安くなっている。その他、Uターンのチケットを既に予約済みの帰省客は約3割で、旅行先などで年を越す人も少なくない。現在、春運の飛行機チケットの予約が殺到しており、帰省ラッシュの混雑ピークの時期が徐々に明らかになり始めている。帰省ラッシュは春節2日前がピークとなり、Uターンは2月15日と22日がピークとなりそうだ。

<9> 「人民網日本語版」2019年01月08日
北京・上海の人口は減少、鄭州や西安など「新一線都市」は1千万近くに
最近発表された統計データから、中国各都市の人口分布に重要な変化が生じていることが明らかになった。北京では、約20年ぶりに居住人口のマイナス成長が見られ、上海の居住人口も減少している。一方、鄭州や西安など多くの省会都市(省政府所在地)の居住人口は、1千万の大台を突破しようという勢いだ。人口流動の新たな傾向は、一体何を意味しているのだろうか?中国の都市発展にどのようなサインを送っているのだろうか?先ごろ公開された統計データによると、2017年、北京の居住人口は2170万7千人で、2016年末比2万2千人減、約20年ぶりにマイナス成長となった。また、もう一つの巨大都市・上海でも、2017年の居住人口は2016年比1万3700人減少した。北京と上海の居住人口は、数年ぶりに、揃って「ダイエット」したことになる。

<8> 「人民網日本語版」2019年01月08日
時速350キロの最長の「復興号」、京滬高速鉄道に投入
時速350キロで17両編成の最長となる高速鉄道「復興号」が5日、京滬高速鉄道に初めて登場した。今回初めて投入された17両編成の最長の「復興号」は全長439.9メートルで、定員は1283人。その輸送能力は16両編成よりも7.5%アップし、北京南駅と上海虹橋駅を結ぶG9とG16号列車の運行任務に就くことになる。

<7> 「人民網日本語版」2019年01月08日
昨年の北京における大気の質、「優良日」は227日間で6割超える
北京市の大気の質は昨年、引き続き改善された。「優良日」数は227日間で、重度汚染日は15日間のみだった。通年で初めて、重度汚染の持続時間が3日間未満となった。北京市生態環境局の発表によると、北京市の昨年のPM2.5年平均濃度は1立方メートルあたり51マイクログラムと、前年比で12.1%低下し、「青空を守る戦いに勝利するための3カ年行動計画」のPM2.5改善目標を前倒しで達成した。注目すべきは、昨年195日間連続でPM2.5重度汚染が発生せず、かつ通年で初めて重度汚染の持続時間が3日間未満となったことだ。統計データによると、昨年の北京市の「優良日」数は62.2%の227日間で、前年比で1日増加した。うち「一級優」は6日増の72日間、重度汚染は9日減の15日間。

<6> 「人民網日本語版」2019年01月07日
北京大興国際空港、「翼を広げた鳳凰」の完全な姿を披露
年が明け、「翼を広げた鳳凰」をモチーフとした北京大興国際空港ターミナルビルの全面的な外装工事が完了し、正式にその完全な姿が披露された。同ターミナルビルの内装工事と設備の設置はすでに80%を完了しており、高速道路の主体工事もほぼ完成している。同空港は、北京市大興区と河北省廊坊市広陽区を跨ぐように建設された超大型国際航空・交通総合ハブポイントで、竣工後は、世界最大規模を誇る空港となる。

<5> 「人民網日本語版」2019年01月07日
雄安新区の意見付回答書:大規模な商業用地開発は厳禁
国務院はこのほど、「河北雄安新区全体計画(2018―2035年)(以下、計画と略)」に対する意見付回答書を発表した。「計画」には、雄安新区は、北京都市副センターと共に、北京の新たな両翼を形成し、雄安新区の建設を高水準から始動して高水準で進め、「雄安品質」を創造し、「清廉潔白な雄安」を建設し、高品質の発展を推進する全国の手本となり、現代化経済システムを構築するための新たな機動力となることが提唱されている。「計画」によると、北京の非首都機能分散という「主要目的」の達成に向けて尽力し、大学・科学研究機関・医療機関・企業本社・金融機関・事業機関といった非首都機能を主に引継ぎ、合理的秩序を保った状態での生産要素の移転を促進し、雄安新区内での発展動力を強める方針。また、デジタル・スマート都市の創設にも取り組む。デジタル都市と現実都市の同時計画・同時建設を進め、余裕をもってスマート・インフラを構築し、ブロードバンドで融合された安全なユビキタス・ネットワークとスマート多元化知覚システムを建設し、スマート都市情報管理中枢を打ち立てる。

<4> 「人民網日本語版」2019年01月04日
人口減少時代が中国にも間もなく到来
「人口・労働緑書:中国人口・労働問題報告書ナンバー19」(以下「緑書」)が3日、北京市で発表された。緑書は調査データに基づき、中国の人口減少時代が間もなく訪れるとしている。中国社会科学院人口・労働経済研究所と社会科学文献出版社が緑書を共同発表した。緑書は、中国の人口にとって21世紀前半に生じる最大の人口問題は、人口減少時代の到来だとした。予測によると、中国の人口は2029年にピークの14億4200万人に達してから、2030年に持続的なマイナス成長を開始する。2050年には13億6400万人に、2065年には12億4800万人、すなわち1996年の規模に減少する。出生率が1.6の水準を維持すれば、人口減は2027年頃に生じることになる。2065年には1990年の規模に相当する11億7200万人に減少する。

<3> 「人民網日本語版」2019年01月04日
中国高速鉄道、今年は新たに3200キロを敷設
中国鉄路総公司は、2日に行った業務会議で2019年における鉄道主要任務目標を次の通り発表した。1)鉄道安全の分野では、重大レベル以上の事故および旅客列車の重大レベル以上の運転事故を起こさないこと。2)鉄道輸送の分野では、国全体の鉄道による旅客輸送量を前年比7%増の35億3500万人に、貨物輸送量を同6.6%増の33億6800万トンとすることを目標にする。3)鉄道への投資では、全国の鉄道における固定資産投資規模を高水準で維持し、質・効率ともに高いレベルで国が定めた任務目標を達成し、高速鉄道3200キロメートルを含む6800キロメートルの新たな敷設を確実に行っていく。

<2> 「人民網日本語版」2019年01月03日
山東省青島市でタクシー感覚でバスを呼べるサービスが登場
山東省青島市西海岸新区で今月2日からタクシーのようなサービスを提供する公共バス「動態バス」の運行が始まった。「動態バス」は、まず青島市西海岸新区の長江路と井岡山路の交差点を中心に、停留所が84ヶ所設置されている。バスに乗りたい市民が、アプリで出発地点と目的地を入力すると、アプリを通じて、近くのバスが最適な路線で運行するよう自動で手配され、同じ時間帯に同じ路線のバスに乗りたい他の市民らと一緒に乗せる。オンデマンドでバスを呼び、路線が手配され、ダイナミックに止まってくれるというサービスで、市民にとってはとても便利なサービスといえる。

<1> 「人民網日本語版」2019年01月03日
河北省農村の夫婦40年間の「足」に見る改革開放がもたらした変遷
河北省滄州市滄県に住む徐沢臣さんと趙淑芬さん夫婦の40年間の暮らしにおける変化は中国改革開放がもたらした恩恵の証と言えるだろう。1981年に結婚した2人は当時、土と共に暮らす農家だったが、その後、家族代々受け継がれてきた大工の技術で生計を立てながら、2013年には自分たちの造園会社立ち上げを模索し、その暮らしは日に日に豊かになっていった。こうした変化に伴い、彼らの「足」として活躍した乗り物は昔ながらの自転車から、新型の鳳凰ブランドの自転車に、さらには輸入品のバイク、中国製の自動車、合弁企業のオフロード車へ次々買い換えられていった。ちょっとしたことから全体をうかがい知ることができるというが、この夫婦がこれまでに所有してきた乗り物の変化はまさに中国という国が一歩一歩発展していった過程の縮図そのものだ。徐沢臣さんは、「この40年間で、我々庶民の暮らしは天地がひっくり返るような変化を経験してきた」としている。