「人民網日本語版」2018年4月後半 抜粋(2018/5/3)

<20> 「人民網日本語版」2018年04月28日
北京のメーデー連休期間中の交通量は270万台に達する見込み
北京市交通員会がこのほど明らかにした情報によると、5月1日の「メーデー」連休期間中、同市の高速道路における1日あたりの交通量は265万台に達するとみられており、ピーク日は270万台に達するとの見方を示した。高速料金が無料となる他の連休と比べ、メーデー連休は主に短距離の行楽がメインとなっており、人気の観光地周辺では渋滞が生じやすいとしている。また、北京と開封を結ぶ京開高速、北京と西蔵を結ぶ京蔵高速、北京と香港・澳門を結ぶ京港澳高速、北京と承徳を結ぶ京承高速、空港高速道路などにおいて交通量が増えるとみられている。北京晨報が伝えた。

<19> 「人民網日本語版」2018年04月28日
「中欧班列」が初めてウィーンに到着 オーストリア
中国とオーストリアの首都ウィーンをつなぐ中欧班列(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)が初めて目的地へ到着した。オーストリアのアレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領は、「中欧班列はオーストリアと中国の友好のシンボル」とした。初めてウィーンに到着した中欧班列は今月12日に四川省成都市を出発し、アジアと欧州の6ヶ国を経由し、合計9800キロメートルを走行した。同列車には、デジタル機器の部品やLEDライト、寝袋などの貨物が載せられている。

<18> 「人民網日本語版」2018年04月28日
ミャオ族女性たちによる愛情を込めた姉妹飯 貴州省
毎年旧暦3月15日前後になると、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州台江県に住むミャオ族の人々は、「姉妹節」に備えて姉妹飯(おこわの一種)を作る慣習がある。姉妹飯とは、植物の汁に漬けたもち米を蒸して作ったカラフルなおこわ。「姉妹節」の期間中、青年男性は意中の女性に姉妹飯を求め、女性たちは一風変わったものが入れられた姉妹飯を男性に贈ることで、自分の想いを伝えることができる。

<17> 「人民網日本語版」2018年04月27日
無数の魚が豪快に飛び跳ねる 浙江省千島湖畔の「巨大網の魚捕り」
浙江省杭州市淳安県千島湖畔で26日、巨大網による魚捕りが行われ、無数の魚が網の中で飛び跳ねる豪快な光景が見られた。この「巨大網の魚捕り」は遮り、追いやり、罠にかけ、網を張るといった複数の漁法を組み合わせ、一度に多くの魚を捕獲することができる。

<16> 「人民網日本語版」2018年04月27日
朝鮮での事故による中国人犠牲者乗せた専用列車が中国に到着
北京時間25日深夜、朝鮮国内で交通事故により死亡した中国人観光客らの遺体や負傷者を乗せた中国行きの専用列車が平壌を出発した。朝鮮の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)氏が直々に駅に見送りに駆け付け、被害者や遺族に再び深い哀悼を表明。さらに列車内で被害者を見舞った。朝鮮は、党・政府幹部らが随行するよう手配したほか、在朝鮮中国大使館の李進軍大使や大使館、外交部(外務省)の職員、医療スタッフなども同行している。北京時間26日午前9時、専用列車は無事遼寧省瀋陽市に到着した。

<15> 「人民網日本語版」2018年04月27日
世界初の自動運転清掃車が上海市に登場
世界初の自動運転清掃車が上海市松江区に登場した。見た目は従来の清掃車と大して変わらない。しかし、この清掃車は、毎日早朝になると自動的に起動し、駐車場からゆっくりと道路に向かっていき、清掃作業を開始する。この清掃車の頭やボディーには複数のセンサーが取り付けられており、走行中の所在地や、信号機の色を自ら識別し、障害物や人が目の前に現れたら、自動でよけることができるという。もし、走行中に問題が発生した場合は、人が運転席に乗って運転操作することもできる。

<14> 「人民網日本語版」2018年04月27日
重慶の高校で成績優秀な学生に豚肉贈呈、両親への感謝をこめて
重慶市万州南京高校では21日、、3年生を対象とした模擬試験終了後、成績上位20人の生徒を表彰し、各人に豚肉2.5キロが贈呈された。微信(WeChat)公式アカウント「三峡訊」に掲載された写真をみると、20人に贈られる豚肉が床にずらりと並べられ、全ての肉を覆っている赤い紙には「分享成功(成功を分かち合うように)」という文字が書かれている。同校の職員は、「生徒にはこれまでずっと、万年筆や現金を贈呈していたが、今回、新たなスタイルを試してみようということになり、成績優秀者各人に豚肉を贈ることになった。受け取った学生は、豚肉を家に持ち帰り、両親と分かち合い、一緒に食事をすることで、両親に感謝の気持ちを示すことができる」と説明した。

<13> 「人民網日本語版」2018年04月26日
「声なき」24人が宅配スタッフの新メンバーに 浙江省
オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」と浙江省の杭州市障害者連合会はこのほど、正式に戦略的提携を結ぶ契約書に署名をした。言語障害、聴覚障害を持つ宅配スタッフ24人が新たにチームに加わった。浙江在線が伝えた。メンバーの1人でシングルマザーの楊蕾さん(40)は、手術を終えたばかりの父親と、中学2年生の娘の面倒を見ている。1級聴覚障害を持つ彼女は5年間、微商(微信を利用して販売や宣伝を行う電子商取引)でお金を稼ぎ、家族を養ってきた。彼女が宅配スタッフを選んだのも、他に選択の余地がなかったからだ。「家庭の負担が重いため、少しでも家計の足しになれば良いと思い始めた。電動バイクに乗れて、スマートフォンが使えればこの仕事は誰にでもできる」と彼女は手話で教えてくれた。

<12> 「人民網日本語版」2018年04月26日
17年海外の中国人労働者の母国への送金額が640億ドルに 世界銀行レポート
世界銀行の統計によると、2017年、世界の外国人労働者2億6600万人から発展途上国への送金額が4660億ドル(1ドルは約109円)に達した。今年の送金額は4850億ドルに増加すると予測されている。世界銀行は声明の中で、「送金状況は全体的に好転しており、予想を上回っていた。これは、欧州連合(EU)諸国、ロシア、米国が一層力強く成長していることが原動力となっている」との見方を示した。環球時報がブルームバーグの報道を引用して報じた。統計によると、昨年海外の労働者からの送金額が最も多かったのはインドで、計690億ドル。2位は中国で640億ドルだった。以下、フィリピン330億ドル、メキシコ310億ドルと続いた。その他、16年の統計によると、送金国のうち、その額が最多だったのは米国で670億ドル。2位はサウジアラビアで380億ドルだった。

<11> 「人民網日本語版」2018年04月25日
生態環境好転の甘粛省玉門市 湿地公園に多くの渡り鳥が訪れるように
ここ数年、生態環境が好転したことにより、甘粛省河西回廊西部に位置する玉門市は渡り鳥の越冬場所もしくは中継点となりつつある。毎年冬入りと初春になると、同市の各湿地公園には多くの渡り鳥が現れる。また、同市ではここ数年、4つの人工湖を造り、その面積は20万平方メートルに達しており、毎年人工湖に320万立方メートルの水が注入され、公園の緑化面積は約53ヘクタールに達している。

<10> 「人民網日本語版」2018年04月25日
第123回中国輸出入商品交易会第2期が広州市で開幕
第123回中国輸出入商品交易会(広交会)第2期が23日、広東省広州市で開幕した。今回の交易会は今月27日まで行われ、日用品やギフト、家具・装飾品などの商品を中心に展示が行われる。

<9>「人民網日本語版」2018年03月24日
カナダ・バンクーバー市が過去の華人に対する差別を正式謝罪
カナダのバンクーバー市市議会は現地時間4月22日、チャイナタウンにある中華文化センターで特別会議を開いた。その席で、グレゴール・ロバートソン市長は市政府を代表し、華人の歴史に対する差別が存在していたことについて正式に謝罪の意を示した。バンクーバー市政府は2016年から2017年の間に華人と、非華人専門家、コミュニティ代表からなるコンサルティングチームを設立し、1886年から1947年までの華人に対する差別的な政策についての研究を進めていた。2017年11月初、1年間をかけて完成した「華人排斥から平等な公民権利まで:早期華人に対する差別政策への検証」と題したレポートによると、バンクーバー市では、過去に華人を差別する政策が確かに存在していたことがわかった。例えば、華人の選挙権や公民権利の剥奪、華人に対する移民の制限、華人の働くチャンスの制限、住まいや公共の場における華人への隔離政策の実施などだ。

<8> 「人民網日本語版」2018年04月24日
全国統一電子社会保障カードが発行 全国初
福建省福州市で22日に開幕した「第1回デジタル中国建設トップフォーラム」において、中国人力資源・社会保障部(人社部)の情報センターの翟燕立・主任は、青島からやって来た劉さん(女性)に、全国で初めてとなる電子社会保障カードを発行した。これは、人社部が発行した全国統一電子社会保障カード第1号で、社会保障カードのオンライン・オフライン連携を全面的に完成し、オフラインを基盤として、オンライン・オフライン相互補完型の社会保障カード多元化サービス生態圏を形成しつつあることを示している。人社部情報センターの担当者は、「電子社会保障カードは、社会保険カードをオンラインで使用可能とする電子IDであり、実物の社会保障カードとペアとなる唯一のカード。これは、全国社会保障カードプラットフォームが統一して発行し、人社部が統一して管理する。。

<7> 「人民網日本語版」2018年04月23日
七三一部隊罪証陳列館が農安県でペスト菌被害者を新たに発見
侵華日軍(中国侵略日本軍)第七三一部隊罪証陳列館はこのほど、同館の研究スタッフが、吉林省長春市農安県に住むペスト菌被害者を新たに1人発見し、調査・立証を終えたことを明らかにした。専門家は、「この被害者が自ら語った経験内容と資料は照合済みで、完璧な証拠群を構成しており、七三一部隊の罪行を暴く重要な補充資料となっている」と指摘した。今回ペスト菌被害者で目撃証人と立証されたのは、張耀坤さん(86)。張さんによると、1940年に農安県でペストが大流行したとき、彼はまだ8歳だった。7人家族のうち、2番目の姉と母親が前後してペストに感染して死亡した。張さんは、「当時は、伝染病が流行した原因が分らなかった。ずいぶん経ってから、当時の伝染病が、七三一部隊が農安で実施したペスト菌実験であることを知った」と話す。

<6> 「人民網日本語版」2018年04月21日
鉄道乗車料金が「変動相場制」を導入へ
今月28日から年末まで、鉄道部門は都市間鉄道28本の一部高速鉄道の乗車料金を引き下げ、一部路線では20%引きとする。また鉄道部門は、今後は市場の需給状況に基づき柔軟に調整し、「変動相場制」の試行を進めていくとしている。鉄道乗車券予約購入サイト「12306」に接続したところ、27日の広州南から珠海までのD7261列車は、一等席の価格は90元(1元は約17.15円)、二等席が70元だった。28日は一等席が72元、二等席が56元。鉄道部門は広州-珠海、丹東-大連、鄭州-開封などの都市間鉄道28本の一部高速鉄道の乗車料金を引き下げ、最大で20%引きになるとしている。

<5>「人民網日本語版」2018年04月19日
まるで観覧車!駐車場不足を解消するゴンドラ式立体駐車場 南京市
1つの駐車場で自動車12台を収容できる高さ約20メートルのゴンドラ式立体駐車場がこのほど江蘇省南京市雨花台区普徳村路に登場した。これにより早い時期に建てられた団地における駐車場不足の問題を解決していく。

<4>  「人民網日本語版」2018年04月18日
浙江省杭州市と福建省福州市で「電子身分証」のテスト運用開始
中国公安部(省)第一研究所「ネット+可信身分認証プラットフォーム(CTID)」が承認した「居民身分証ネット機能証明書」が17日、初めて支付宝(アリペイ)に登場し、浙江省衢州市と杭州市、福建省福州市の3都市で同時にテスト運用をスタートさせた。今回のテスト運用の実施ポイントは、衢州市行政サービスセンターのセルフサービスマシンと杭州睿沃智慧ホテル、福州バスターミナル北駅の自動券売機となっている。

<3> 「人民網日本語版」2018年04月17日
日本国立公文書館が731部隊隊員の実名名簿を初開示
日本国立公文書館は731部隊隊員のうち、3670人分の実名を開示した。京都新聞の15日付けの報道によると、「731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」が14日、京都大学で記者会見を開き、名簿の開示を発表したという。報道では日本の学者の話を引用し、隊員ほぼ全員の実名が明らかになるのは初めてで、またこれは731部隊の構造を全面的に理解するための最も貴重な資料だとされている。第二次世界大戦後70年以上を経て、日本政府が第731部隊に関する詳細な文書を保管していることが確認された例はこれが初めてとなる。これまでも日本政府は外部から731部隊関連資料の開示を行うようたびたび要求されていた。2016年に、日本政府は一部の資料を開示したが、「個人の特定に繋がる」などとしてそのほとんどが黒く塗り潰される処理が施されていた。今年1月、外部からの度重なる要求を受け、日本政府はほぼすべての731部隊隊員の実名名簿を開示した。

<2> 人民網日本語版 2018年04月16日
海外宅配の高度成長が常態化に
国家郵政局が12日に発表した「2018年3月中国宅配発展指数報告」によると、3月の中国宅配発展指数は、前年同期比22.8%増の140.8ポイントだった。なかでも海外宅配業務が高度成長を遂げるのと同時に、今年第1四半期(1-3月)の宅配サービス満足度と宅配の時間効率がいずれも上昇したことは特に注目に値する。4月、全国の宅配業務量は、前年同期比34%増の40億件に達すると見込まれる。3月の宅配業務量は、前年同期比29.9%増の39億4千万件、宅配業務収入は同26.6%増の484億5千万元(約8270億円)にそれぞれ達した。海外および香港・マカオ・台湾地区の宅配業務量は同56%増の1億1千万件、増加率は宅配業全体の増加率より約26ポイント高く、新たな成長スポットとなっている。

<1> 「人民網日本語版」2018年04月16日
中国の生涯学習センターが6万2千ヶ所に
上海で4月11日と12日に開催された「2018年高齢者教育(生涯学習)国際学術交流活動」において、高齢者社会が加速し続けるのにともない、生涯学習の発展の経路や管理方式は、国によって異なるモデルを見せ始めていることが明らかになった。中国の生涯学習はすでに政府が社会に提供する公共サービスとして、党・政府部門が設立・運営するシニア大学を主体としたユニークな発展の道を歩み始めている。中国は2017年、すでに世界で高齢者人口が最多の国家となっており、60歳以上の人口は2億4千万人、総人口の17.3%を占めるまでとなっている。現時点で、全国を網羅する生涯学習システムの枠組みはほぼ完成しており、810万人以上の高齢者が、6万2千ヶ所の生涯学習センターで学び、1千万人以上がコミュニティ教育や遠隔教育など各種スタイルを通じて学んでいる。