「人民網日本語版」2018年2月後半 抜粋(2018/3/1)

<20>「人民網日本語版」2018年3月01日
日本で人気高まる麻辣烫 新たな中国グルメ代表に
ここ数年、羊肉しゃぶしゃぶの小肥羊や火鍋の海底撈といった中国のグルメブランドが東京に進出し、日本でも中国の火鍋ブームが起きている。こうした追い風を受けて、手軽な火鍋として知られるお碗に入った麻辣烫(マーラータン)も最近日本で人気を集め始めている。呉さん夫妻は4年前、東京の池袋に麻辣烫をメインとしたレストランをオープンした。本場の味を追求するため、店で使用する香料は全て中国から直接取り寄せたものを使用している。また、スープの出汁には鶏の骨や豚骨を使い、新鮮な味を引き出し、その後、弱火で乳白色になるまで煮込んでからスープとして使っている。日本の人々にこの真新しいメニューをすぐに受け入れてもらえるように、呉さん夫妻は辛さのレベルを5段階に分け、唐辛子無しの辛くないスープからラー油がふんだんに入った激辛スープまで用意し、様々なニーズに応えている。さらに、同店では、魚豆腐やセンマイ、シイタケ入りの肉団子など、中国特有の食材50種類以上を提供。1000円でそれら食材から5種類を選び、自分の好みに合った辛さのスープと組み合わせて、美味しい麻辣烫を堪能できるため、同店を訪れた日本人たちは麻辣烫の虜になっている。

<19>  「人民網日本語版」2018年03月01日
中国、宅配業の売上高が年間5千億元 取り扱い量は米日欧を超え世界一に
中国経済において「ダークホース」的存在である、宅配業の2017年の売上高が約5000億元(約8兆5000億円)に達し、取り扱い量が米国、日本、欧州などのエコノミーを抑えて4年連続で世界一で、世界の宅配取り扱い件数に対する寄与率は50%以上となっている。中国国家郵政局の馬軍勝局長が、国務院が27日に開催した政策に関する定例記者会見で明らかにした。中国では宅配業が急成長を見せている。14年、その取り扱い件数は100億件を突破し、15年には200億件、17年には400億件を突破した。馬局長によると、「中国の宅配業は、主にネット通販の発展に追随している。400億件のうち68%がネット通販の荷物」だ。ただ、今後の宅配業は製造業や農業などの発展に追随すると予測されている。

<18> 「人民網日本語版」2018年02月28日
南京大虐殺犠牲者3人が2月に死去 生存者100人以下に
南京大虐殺の犠牲者は、中国侵略日本軍による南京大虐殺の生き証人であり、彼らの個人的な体験と記憶は、南京大虐殺という世界が記憶に留めるべき遺産を積み重ねる存在だ。歳月が流れ、彼らも老いてきている。今月、劉庭玉さんと李素雲さん、李高山さんの南京大虐殺犠牲者3人が次々とこの世を去った。これで、南京大虐殺犠牲者として登録されている生存者の数は100人以下となった。26日午前、中国侵略日本軍南京大虐殺遇難同胞紀念館は、亡くなった3人の老人のために、黙とうと献花、点灯式を執り行った。2月25日午後6時38分、南京大虐殺の犠牲者で南京保衛戦の元兵士という2つの身分を持つ最後の生存者だった李高山老人が死去した。2月に入ってこの世を去った犠牲者は、李老人で3人目となった。これより前、2月10日午後10時50分に劉庭玉老人が、2月11日午後3頃に李素雲老人が、それぞれ還らぬ人となった。

<17> 人民網日本語版 2018年02月28日
シェアリングエコノミーの市場取引額が47.2%増 17年
国家情報センター共有経済(シェアリングエコノミー)研究センター、中国インターネット協会共有経済業務委員会は27日に北京で、「中国共有経済発展年度報告(2018年)」を共同で発表した。同報告によると、中国の共有経済は引き続き高度成長ペースを維持し、2017年の市場取引額は約4兆9205億元(1元は約16.9円)に達し、前年比47.2%増加した。このうち非金融分野の共有経済の取引額は2兆941億元で、同66.8%増加した。共有経済分野の資金調達規模は約2160億元で、同25.7%の増加。市場の構造をみると、17年の非金融分野の共有経済取引額が共有経済全体に占める割合は前年の37.6%から42.6%に上昇し、5ポイントの上昇となった。

<16> 「人民網日本語版」2018年02月28日
「旅かえる」、「恋と制作人」…人気ゲームが映す投資傾向の変化
技術により孤独を楽しむことが容易になって、従来のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のモデルが徐々に変化している。香港紙「サウスチャイナモーニングポスト」がこのほど伝えたところによると、大勢の若者に当たり前にある「一人で寂しい」という感情が、新しい経済分野の誕生を促しつつある。たとえば最近アップル社のアップストアの無料ダウンロードゲームランキングで1位になった「旅かえる」がある。別の人気ゲーム「恋と制作人」は「旅かえる」と似たところがあり、2018年1月に女性に人気の携帯ゲームランキングに登場した。今や携帯電話やSNSなどを通じて人々はより密接につながるようになったが、従来のSNSモデルに徐々に変化が生じている。スマートフォンは若い人々の必需品で、微信(WeChat)などのプラットフォームでは、絶えずさまざまな分野の友人たちと会話し活動し楽しむという世界の中で他人と混じり合い、交流し、常に追いかけ続ける情報のフローが形成されている。

<15> 「人民網日本語版」2018年02月27日
龍100体以上が見せる「コーラオ族毛龍節」のパフォーマンス 貴州省
旧暦の1月11日にあたる2月26日、貴州省銅仁市石阡県のスタジアムでは、元宵節(旧暦1月15日、今年は3月2日)を祝うために年に1度のイベント「コーラオ族毛龍節」が行われ、100体以上の龍が壮観なパフォーマンスを披露した。同イベントは中国国家級無形文化遺産リストの第一期文化遺産として2006年5月に登録された。

<14>「人民網日本語版」2018年02月27日
80年代の懐かしい雰囲気漂う廟会における中国伝統の様々な出し物
中国の廟会(縁日)では、吹き飴細工や泥人形、麦わらアート、綿飴、切り絵細工、輪投げ、風船的当てゲームなどの中国伝統の出し物が並び、1980年代の懐かしい雰囲気を再現している。

<13> 「人民網日本語版」2018年02月26日
都市部における再就職動向、サービス業の求職ニーズが最も旺盛
春節(旧正月、今年は2月16日)明けは中国において就職の最盛期。クラシファイド広告サイト「58同城」はこのほど、「都市部における再就職」に関する統計データを発表した。これによると、春節前1週間より春節後の1週間に発送された新規増加履歴書の数が多かった都市ランキングを見ると、北京、深セン、上海の一線都市が依然トップ3を占めた。また、新規増加履歴書の増加が最も著しかった都市は、成都、重慶、武漢だった。春節後1週間の新規増加履歴書数の都市別ランキング上位十都市を見ると、物流/倉庫、販売、スーパーマーケット/百貨/小売、運転手/交通サービス、飲食の各業界で、新規増加履歴書数の増加率が最も高かった。これは、サービス業界での求職ニーズが極めて盛んであるという状況を裏づけている。

<12> 「人民網日本語版」2018年02月26日
春の訪れと共にダイナミックな流れ再び 黄河壺口瀑布
山西省吉県の黄河壺口瀑布ではここ数日、春の訪れとともに暖かい天気が続いた影響で、両岸を覆っていた氷の層も次第に溶け始め、ダイナミックな黄河の流れを次第に取り戻しつつある。今年の春節(旧正月)連休の2月16日~23日にかけて同地を訪れた観光客の数は延べ15万人以上に達し、多くの人々が大自然の織りなすこの独特な風景をカメラに収めた。

<11> 「人民網日本語版」2018年02月26日
春節期間中のデリバリーでドローンが大活躍
春節連休中、デリバリースタッフはみな帰省してしまったが、出前を取りたくなったらどうすればいいのだろうか。そんな中、ドローンが大活躍している。浙江省杭州市のカフェは春節連休中、配達にドローンを利用した。通常の配達時間は最短でも30分はかかるが、ドローンを利用することで約7分間にまで短縮。ドローンは小包を配達すると、自動的に引き返してくるため、人による操作を必要としない。

<10> 「人民網日本語版」2018年02月26日
IEA事務局長「中国は米国抜き世界最大の原子力国に」
国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長はこのほど英国・ロンドンで開催された会議の席で、「中国が原子力発電の分野で発展するのにともなって、未来の中国は米国に代わり世界最大の原子力国家になることが予想される」と述べた。米国の金融ニュースサイト「マーケットウォッチ」は報道の中でビロル事務局長の発言を紹介しつつ、「今、世界で建設中の原子力発電ユニットの約3分の1が中国にある。ビロル事務局長の推計では、中国は2030年に米国を抜いて世界最大の原子力エネルギー国家になるという」と伝えた。IEAのサイトのデータをみると、16年には中国の電力供給全体に占める原子力発電の割合は2%で、40年には4%に上昇することが予想されるという。

<9> 「人民網日本語版」2018年02月24日
中国、春節が海外旅行のオンシーズンに 日本における飲食系の消費急増
決済ブランド・中国銀聯(UnionPay)が23日に発表した2018年春節(旧正月、今年は2月16日)海外旅行報告は、春節期間中の中国人の海外旅行の新たな動向や特徴に基づき、銀聯のオンライン消費データを分析している。報告によると、春節は海外旅行のオンシーズンとなっており、中国人の海外旅行先の範囲が一層広がり、消費は一層体験やクオリティを重視するようになっている。中でも、「一帯一路」(the Belt and Road)関連の国や地域が人気の旅行先となっている。今年の春節期間中、中国人観光客に最も人気の海外旅行先トップ5は、香港地区、澳門(マカオ)地区、日本、シンガポール、タイだった。また、中国人観光客がよく行く旅行先のうち、増加幅が比較的大きかった5ヶ国は、フィリピン、スリランカ、ロシア、トルコ、オーストラリアだった。さらに、中国人観光客の出身都市によって海外旅行先の目的地に偏りがあることがわかった。飲食に関して、日本を例にすると、中国人観光客の日本での飲食の消費規模の増加幅が大きくなっており、三線都市以下の増加幅が最も大きく、前年比93.48%増だった。

<8> 「人民網日本語版」2018年02月24日
海南省の緊急措置6日目、依然1万台以上足止めも秩序は保たれた状態
海南省海口市の各海港では23日、船舶が平常通り航行している。海口市政府によると、23日午後7時30分時点で、海口市の秀英港と新海港、南港の3つの港の周辺道路では約7632台の車が足止めされ、港内には約4800台の車が島を出発するために待機しており、車の数は合計1万2432台となっている。現地では足止めされた観光客に対応するため、18日から海港滞留の緊急2級対策措置を発令し、19日にはそのレベルを1級に引き上げた。現在、各海港では物資の十分な供給と交通秩序が保たれている。

<7> 「人民網日本語版」2018年02月23日
テーブル200卓を並べた壮観な客家の新年の宴 広西壮族自治区
広西壮(チワン)族自治区柳州市古木村では旧暦1月6日にあたる2月21日に、第4回百家新年の宴イベントを行った。村人たちは村道にテーブル260卓を並べ、特色豊かな客家料理を2000人以上の人々にふるまうことで、春節(旧正月、今年は2月16日)を祝い、五穀豊穣と天候祈願を願った。

<6> 「人民網日本語版」2018年02月22日
春節連休明け、中国各地でUターンラッシュピークに
春節(旧正月、今年は2月16日)連休の最終日となった21日、人々は次々と帰途につき、中国各地でUターンラッシュがピークを迎えた。

<5> 「人民網日本語版」2018年02月22日
豊かな暮らし願う「打樹花」で新年の到来祝う 河北省
「打樹花」とは河北省張家口市蔚県に伝わる独特な花火で、500年以上の歴史があり、五穀豊穣や豊かな暮らしへの願いが込められている民間伝統芸能だ。

<4> 「人民網日本語版」2018年02月22日
海南島と大陸結ぶ船舶が濃霧のため相次ぎ欠航、1万台超す車が足止め
海南省海口市の三大海港である秀英港と新海港、南港は21日夜、春節(旧正月、今年は2月16日)連休明けのUターンラッシュのピークを迎えた。海南省と広東省の間にある◆州海峡(◆は王へんに京)では2月18日から近年稀に見る濃霧の天気が続いており、相次ぐ船舶の欠航により海南島を離れる車両が大量に足止めされる事態が生じている。同日午前8時から午後7時にかけて、3つの港から出航した船舶は70便、島を離れた車両は1万1610台、旅客数は5万1750人だった。同日午後7時の時点で、3つの港の周辺道路には7648台が足止めされていたほか、港内にも約2914台の車が島を出発するために待機していた。同省は海港滞留の緊急1級対策措置を発令し、大量の車両足止め問題の対策に全力で取り組んでいる。

<3> 「人民網日本語版」2018年02月19日
大阪中国春節祭開幕  中日民間友好の懸け橋
旧暦の元日にあたる16日、「2018中国春節祭in大阪天王寺」が大阪・天王寺公園で開幕し、李天然・駐大阪中国総領事、今井豊・大阪府議会日中友好親善議員連盟会長など中日各界の人々が出席した。李総領事は挨拶で「春節(旧正月)は中国人にとって最も重要な伝統の節日だ。昨年の第1回大阪春節祭の成功後、関西の新旧華僑界、各地の華僑団体、各界の中国人同胞は団結し、助け合い、今回のさらに規模が大きく、雰囲気のある春節祭を準備した。中国人同胞各位がこの場を借りて関西の華僑・華人の新たな姿を積極的に示し、大阪春節祭を現地の特色ある文化的逸品にすべく努力することを希望する」と述べた。また「現在、中日関係は改善の勢いを保ち、積極的な連動が明らかに増えている。今年は中日平和友好条約締結40周年であり、中日関係は改善・発展の新時代に入った。新時代には新たな交流、新たな協力が必要だ。各界の来賓が春節祭を含む記念行事に積極的に参加し、総領事館と共に、新時代における各分野の中日交流・協力を新たな段階へと押し上げ続け、中日友好のためにプラスのエネルギーを一層凝集することを希望する」と強調した。

<2> 「人民網日本語版」2018年02月14日
今年の中国の帰省トレンドはネットで正月用品購入して身軽に帰省
以前なら、春節(旧正月、今年は2月16日)の時期になると、土産の詰まった大きな荷物をたくさん抱えた帰省客が列車やバスに乗る姿が「風物詩」となっていたが、帰省する人々の多くにとって嬉しい気持ち半分、負担にもなっていた。しかし現在はネットショップで正月用品を買い求め、そのまま実家に送ることが可能となり、多くの人々は身軽に帰省できるようになっている。また、ネットショッピングでもバラエティに富んだ正月用品を買うことができるようになり始めている。中国各地の名産品だけでなく、ハイテク商品や化粧品も新たな「正月用品」の人気商品となりつつある。

<1> 「人民網日本語版」2018年02月14日
全国の1月の大気品質ランキングが発表、北京が上位10都市入りキープ
中国環境保護部(省)は12日、2018年1月の全国、北京・天津・河北エリア、長江デルタ、珠江デルタ、及び直轄市、省都、計画単列市(深セン市、寧波市、青島市、大連市、厦門市)の大気品質状況を発表した。昨年12月に続き、北京の大気品質は引き続きトップ10都市入りを果たした。PM2.5の月間平均濃度は34μg/m3で、初めて国家年平均基準に達した。また、北京は昨年秋・冬の大気難関突破行動を開始してから、北京・天津・河北エリア及び周辺「2+26」都市のうち、PM2.5の濃度が最も低い都市となった。中国環境保護部の責任者によると、全国338の地級以上都市の1月に大気品質の優良日数が占めた割合は平均68.6%で、前年同月比で8.6ポイント上昇した。PM2.5濃度は17.9%低下の64μg/m3。PM10は16.2%低下の98μg/m3。