JCLIF レポート

中国:広東省の無許可縫製工場への取り締まりで暴動(5月13日)

縫製工場への取り締まりで暴動

農村では土地の取り上げに対して農民らが治安部隊と衝突することなどはたくさんあるのですが、こちらは工場の労働者らと治安部隊との衝突です。無許可工場の取締りに労働者が怒る、というケースです。バングラディッシュのケースを考える、無許可工場の労働条件はよいとは言えないと思うのですが、都市管理局の職員(城管)という暴力集団による乱暴狼藉には中国の人たち、とくに出稼ぎ労働者らも怒り心頭なので、これも労働者のたたかいか、と。がんばれ。

原文・画像はこちら(中国茉莉花革命)


広東省の無許可縫製工場への取り締まりで暴動

2013年5月13日夜7時、広州市海珠区大塘村で、百名以上の警官と都市管理局職員らが消防検査を理由に、縫製工場の設備を強制没収しようとし、経営者や労働者と衝突。付近に住んでいた湖北出身の住民ら数千人は、その対応に怒り、警察らを取り囲み、警察車輌やバスなどを破壊し、ゴミ収集車が燃やされ、警察二輪車が全てひっくり返された。

事件を見守る観衆らによって地元の交通は完全にマヒした。政府は1000以上の治安部隊を派遣し、催涙弾などをつかって群集を蹴散らしたが、双方に多数の負傷者がでた。14日の早朝に騒乱は収まった。

無許可縫製工場への取り締まりで暴動


 

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