JCLIF レポート

中国:蘇州の日立系列の工場で六価クロム混入水道水に労働者が抗議(6月6日)

蘇州の日立系列の工場で六価クロム混入水道水に労働者が抗議

日立グループの日立オートモティブシステムズ㈱の中国の自動車部品工場(ショックアブソーバーやディスクブレーキなどを製造)で、長年にわたり猛毒の六価クロムが含まれる飲料用水道水が使われていたことに対して労働者たちが正当な補償を求めてストライキをした、という情報です。えらいことですね。労働者が納得のいく解決を。

原文ページに「長年毒入り水を飲まされてきた、公正な対応を求める、健康を返せ!」の横断幕を掲げた労働者とそれを威嚇弾圧する特殊警察の写真も。ひどい。

原文・画像はこちら(中国茉莉花革命)


中国:蘇州の日立系列の工場で六価クロム混入水道水に労働者が抗議

2013年6月6日、江蘇省蘇州にある日系企業、東機工汽車配件公司でストライキが発生した。労働者たちは、人体に悪影響のある重金属「六価クロム」が水道水に混入していた問題に抗議した。政府は特殊警察を派遣、労働者は暴行され数名が逮捕された。抗議のストライキは6月7日にも続けられ、逮捕された労働者の釈放を訴えた。

労働者らは、今年4月に水道水の問題が発覚した後、正当な補償を求めてきたが、会社側は一人あたり1000元の賠償にしか応じなかった。事態の解決が2ヶ月間引き伸ばされてきたが、ついに労働者たちは我慢できずストライキに突入した。

東機工汽車配件公司は日本の日立グループの会社で2002年に設立。東風日産、スズキ昌河、第一汽車の自家用車、広州トヨタなどに部品を供給している。

蘇州の日立系列の工場で六価クロム混入水道水に労働者が抗議


 

<2013年前半>

<2013年後半>

<2012年>

2013年前半 topへ