「人民網日本語版」2021年6月前半 抜粋(2021/06/16)

<20> 「人民網日本語版」
2021年06月15日 水中を艶やかに舞う天女 「洛神水賦」が中国国内外で話題
河南衛視(河南衛星テレビ)で端午節(端午の節句、今年は6月14日)に合わせた3連休中の初日(12日)に放送された特別番組「端午奇妙游」が中国のネット上で話題をさらっている。なかでも、水の中で美しく舞う天女の踊りを披露した「洛神水賦」(原題「祈」)には、多くのネットユーザーから「美しすぎて、言葉を失った」、「仙女を見た」といった大絶賛のコメントが寄せられている。今月13日、中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は、自身のツイッターアカウントで、「洛神水賦」を称賛し、「信じられないほどの美しさ!その舞う姿はまるで優雅な白鳥のようであり、その美しさは泳ぐ龍のようだ。『洛神水賦』は、河南衛星テレビの水中ダンスのショー」とツイートした。

<19> 「人民網日本語版」2021年06月14日
累計本数4万本に迫る「中欧班列」、欧州22ヶ国の160都市以上へ運行
国家発展改革委員会が12日に明らかにしたところによると、今年5月には、国際定期貨物列車「中欧班列」の運行本数が前年同期比31%増の1357本となり、輸送した貨物は同40%増の13万1千TEU(20フィート標準コンテナ換算)に達し、貨物搭載率は99%に達した。2021年5月末現在、累計運行本数は4万本に迫り、輸送した貨物は約355万TEUに達し、欧州22ヶ国の161都市以上へ運行している。

<18)「人民網日本語版」2021年06月11日
国境都市・黒河 「万国の商業都市」から「一帯一路」の重要窓口に
中国東北部の辺境にある黒河市は、最も北に位置する最大の地級市(省と県の中間にある行政単位)であり、ロシア極東地域第3の都市——アムール州の州都ブラゴヴェシチェンスク市と非常に近い距離にあり、黒竜江を隔てて向かい合う。ヨーロッパ文明とアジア文明はここで調和的で緩やかにぶつかり合った。黒河は1920年代にはすでに、中国とロシア(旧ソ連)が貿易、金融、文化、輸送で協力を展開する上での中心的都市になり、「万国の商業都市」と呼ばれていた。現在の黒河は、対外開放をより広く、より深く積極的に拡大し、「一帯一路」(the Belt and Road)の北に向けた開放の重要な窓口になっている。

<17> 「人民網日本語版」2021年06月10日
貴州都安高速道路の雲霧大橋で840トンの載荷試験
貴州省黔南州貴定県雲霧鎮内で6月8日、同省の都匀と安順を結ぶ都安高速道路に架かる雲霧大橋の載荷試験が実施された。今回の載荷試験では、35トントラック24台が使用され、その総重量は840トン。橋梁の質と性能が設計条件を満たしているかを検査・評価した。雲霧大橋は全長1720メートル、2つのタワーがH型をした鉄筋コンクリート構造で、高さはそれぞれ273メートルと300メートル。都安高速道路の要となる重要な建設工事プロジェクトに位置づけられている。

<16>  「人民網日本語版」2021年06月10日
北京市の18歳以上9割が新型コロナワクチン1回目の接種を完了
今月7日24時の時点で、北京市では、18歳以上の住民の新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種率が90.2%に達した。同市でワクチン接種を受けた住民の数は累計で1757万人、うち1482 万8000人が2回目の接種も終えており、接種終了率は76.2%に達した。同市のワクチン接種回数は累計で3230万7000回。うち、朝陽区と海淀区は累計で500万回を超えている。接種を受けた60歳以上の住民は250万6000人で、うち90歳以上が4649人だ。接種した人の中で最高齢は106歳だった。また、外国人2万9554人、香港・澳門(マカオ)・台湾地区出身者9002人が接種を受けた。

<15> 「人民網日本語版」2021年06月08日
「反外国制裁法草案」の第2次審議稿を全人代常務委員会に上程
第13期全国人民代表大会(全人代)常務委員会第29回会議は7日午後に第1回全体会議を開き、「中華人民共和国反外国制裁法(草案)」の審議結果について、沈春耀・全人代憲法及び法律委員会副主任委員から報告を受けた。今年4月、全人代常務委員会委員長会議は法定手続きに従い立法議案を提出。第13期全人代常務委員会第28回会議で「反外国制裁法草案」の初審議が行われた。常務委員らは反外国制裁法の制定に一致して賛成すると同時に、法案を完全なものにするための意見や提言を示した。全人代憲法及び法律委員会は常務委員会の審議意見及び各方面の意見に基づき、「反外国制裁法草案」を修正し、第13期全人代常務委員会第29回会議に審議結果報告と草案の第2次審議稿を提出した。

<14> 「人民網日本語版」2021年06月08日
【中国キーワード】スマホだけじゃない!ベールを脱いだファーウェイ「HarmonyOS」
2日、華為(ファーウェイ)技術有限公司は、スマートフォンなどのモバイル端末に対応可能な独自開発の基本ソフト(OS)「鴻蒙(Harmony、ハーモニー)2.0」と、これを搭載したさまざまな新製品を正式に発表した。発表以来ずっと外部の注目を集めてきた「Harmony OS」だが、そもそもこれは重圧下での緊急措置なのか、それとも新たな競争を視野に入れた動きなのか。既存ソフトの「焼き直し」なのか、それとも産業けん引の新たな使命を担うものなのか。「Harmony OS」が発表されてからもうじき2年になる。これまではスマートウォッチ、スマートディスプレーなどのIoT(モノのインターネット)製品に搭載されてきたが、「未来志向」のこのOSの全貌は神秘のベールに包まれていた。

<13> 「人民網日本語版」2021年06月08日
家畜百万頭が夏の放牧場へと大移動 新疆
新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿勒泰(アルタイ)地区福海県沙爾布拉克春秋牧場では6月5日、牧畜民が、家畜を追い立てながら、伝統ある「千里牧道」を通って、水や草が豊富な高山の夏の放牧場に移動する姿があった。毎年5月末から6月初めにかけて、アルタイ地区では百万頭の家畜が大移動する。

<12> 「人民網日本語版」2021年06月07日
南部戦区海軍が遠洋訓練を実施
ミサイル・フリゲート「柳州」、コルベット「宿遷」・「荊門」、総合補給艦「微山湖」からなる南部戦区海軍遠洋訓練艦隊が南中国海から赤道を越えて、セレベス海・西太平洋海域で実弾使用、合同防衛、航行中の補給などの訓練を行い、実戦能力を鍛えた。訓練期間中、「柳州」と「宿遷」はインドネシア海軍とジャカルタ沖で共同訓練を実施した。艦隊司令官によると、これは年次計画に基づく通常の訓練であり、訓練モデルを革新し、モデル転換を推進し、実戦に備えて兵を訓練する具体的措置に焦点を合わせ、将兵の意志と気力を試すものだ。

<11> 「人民網日本語版」2021年06月07日
各国政界要人「中国共産党は国民を中心として中国に大きな変化をもたらした」
中国共産党創立100周年を前に、各国の政界要人が単独インタビューに応じ、「中国共産党は常に国民を中心とし、急速な経済・社会発展を実現し、人類の平和と発展の事業にも新たな一層の貢献をし続けてきた」と表明した。統一ロシア最高会議議長、ロシア下院議長を歴任したグルイズロフ氏は、「中国共産党は中国国民を率いて『中国の夢』を実現する強大なパワーだ。中国は高い水準での発展という成果を得た。中国は国民中心の理念を堅持し、全国民をカバーする基本医療保障、養老保障、貧困脱却などの面で大きな成果を得た。今日の中国は現代国家建設の名に恥じぬ模範だ」とした。

<10> 「人民網日本語版」2021年06月05日
米フォート・デトリックと731部隊との汚い取引
米国政府が新型コロナウイルスの起源について再び騒ぎ立てていることについて、中国外交部(外務省)が先ごろ行った定例記者会見で質問があった。外交部報道官は以前、公開されている資料によると、フォート・デトリックが意外にも中国侵略日本軍の731部隊と密接な関係を持つことに言及した。731部隊に詳しい中国の専門家によると、事実は確かにその通りだった。1945年9月、フォート・デトリックの細菌戦専門家サンダースを日本に派遣し、細菌戦に関する状況を調査。それから1948年11月の東京裁判終了までの間に、米軍と日本との間で秘密取引が行われた。米国は731部隊隊員の戦争責任を免除することを条件に、人体実験、細菌実験、細菌戦、毒ガス実験に関するデータを入手し、利用した。

<9> 「人民網日本語版」2021年06月04日
中国初の交差ケーブル斜張橋、鯿魚洲長江大橋のメインスパンが閉合
南汊主航道橋中間閉合部分の鋼桁の最後の溶接が完了し、武九客専湖北公司が建設し、中鉄大橋院が設計、調査・測量、施工モニタリングを担当し、中鉄大橋局が施工する中国初の交差ケーブル斜張橋、鯿魚洲長江大橋メインスパンが無事閉合した。次の段階の完成と開通に向け確かな基礎を固めた。鯿魚洲長江大橋の北側は湖北省黄梅県、南側は江西省九江市にある。2路線の高速鉄道、2路線の貨客混載鉄道(予備)の基準で建設。高速鉄道の時速は350キロ、貨客混載鉄道(予備)は200キロ。南汊主航道橋はメインスパン672メートル、全長1320メートルの2タワー・2ケーブル面の鋼箱混合交差ケーブル斜張橋だ。大橋のメインスパン及び補助スパンは鋼桁を採用、両側はコンクリート箱桁を採用。

<8> 「人民網日本語版」2021年06月04日
北上するゾウ15頭は昆明市晋寧区で活動続ける エサ15トンを準備
雲南省でアジアゾウ15頭の群れが北に向かって移動を続け、世間の注目を集めているが、昆明市晋寧区の現場指揮部によると、ゾウは同区双河郷に沿って、北西に9キロ進み、今月3日午後4時の時点でも双河郷内で活動していることがわかった。対策を徹底するため、昆明市晋寧区の現場指揮部は、緊急対策のための人員や警察630人を動員したほか、各種緊急車両106台、ドローン14機を投入し、ゾウのエサ15トンを準備し、うち3.6トンを与えて、ゾウが飢えないようにしつつ、市民への接触を回避し、人とゾウの安全を守るよう取り組んでいる。

<7> 「人民網日本語版」2021年06月04日
中国における新型コロナワクチン接種回数が7億回以上に
中国国家衛生健康委員会の3日の発表によると、2日の時点で、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団から報告された新型コロナウイルスワクチンの接種回数は累計で7億482万6000回に達した。

<6>「人民網日本語版」2021年06月04日
中国共産党第1回党大会記念館が開館
上海市で3日、中国共産党第1回全国代表大会(党大会)記念館が開館した。中共第1回党大会跡地、宣誓の間、新展示館などからなる。新館は常設展示「偉大な始まりーー中国共産党創建の歴史の展示」を設け、中国共産党誕生の道程を生き生きと展示している。常設展示ホールは面積3000平方メートル余りで、館所蔵の文化財12万点及び近年国内外で新たに収集された史料から精選した612点を展示している。

<5> 「人民網日本語版」2021年06月03日
中国製新型コロナワクチンが再度WHOに承認されたことは何を意味するのか
世界保健機関(WHO)は1日、中国の科興(シノバック)製新型コロナウイルスワクチン「CoronaVac」の緊急使用を正式に承認した。WHOによる中国製ワクチンの緊急使用承認は国薬集団(シノファーム)に続き2件目となる。WHOのテドロス事務局長は1日の記者会見で、シノバック製ワクチンについて、「安全で有効かつ品質を保証できる」ことが証明され、保存が容易という特徴からリソースに乏しい環境での使用に非常に適しているとした。シノバック製ワクチンは発症予防有効率が51%で、重症・入院治療予防有効率は100%にも達する。

<4>「人民網日本語版」2021年06月03日
タクラマカン砂漠貫く砂漠道路、来年5月には開通の見込み 新疆
塔克拉瑪干(タクラマカン)砂漠を貫き、新疆維吾爾(ウイグル)自治区尉犁(ロプノール)と且末(チャルチャン)を結ぶ砂漠道路K30号線の工事現場では6月2日、大型アスファルト舗装機やローラー車など各種建設機械が轟音をあげながら、道路の基礎を作るための舗装・圧縮作業を進めていた。路面工事は、全線の6分の1で完成しており、今年10月1日までにチャルチャン区間の路面工事を完成させ、来年5月には全面竣工・開通を予定している。北のロプノール県から南のチャルチャン県に至る同プロジェクトの全長は334キロメートルに達する。

<3> 「人民網日本語版」2021年06月02日
外交部「日本の『慰安婦』強制徴用を否認するいかなる言動も良心による非難に遭う」
日本高官が「慰安婦の強制連行があったとの報道は事実に反する」と発言したことについて、中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は1日の定例記者会見で、「日本による『慰安婦』強制徴用の否認を試みるいかなる言動も、正義と良心に基づいて強く非難されなければならない」と述べた。【記者】日本の加藤勝信内閣官房長官は5月31日の参院予算委員会で、「慰安婦の強制連行があった」との朝日新聞の報道は事実に反しており、こうした認識が韓国など国際社会に広まったのは極めて問題だと述べた。これについて中国側としてコメントは。【汪報道官】日本による「慰安婦」強制徴用問題において、中国側の立場は一貫した明確なものだ。第2次大戦時に日本軍は強制や騙しなどの手段を用いて、被害者本人の意思に反して「慰安婦」を強制徴用した。これは日本軍国主義の犯した重大な非人道的犯罪だ。この歴史の事実には動かぬ証拠があり、その否認を試みるいかなる言動も、正義と良心に基づいて強く非難されなければならない。

<2> 「人民網日本語版」2021年06月01日
チベット自治区サムドゥプツェで幼稚園28校が新たに開園
西藏(チベット)自治区日喀則(シガツェ)市桑珠孜(サムドゥプツェ)区で5月30日、小規模な幼稚園28校の引き渡しが行われた。うち11校は6月1日の「国際子供の日」に合わせて開園した。農業・牧畜が中心の同エリアの子供たちにとっては、うれしい「子供の日」のプレゼントとなった。農村部の子供たちが優れた就学前教育を受けることができるようにと、山東省青島市の第9陣チベット自治区支援グループは、サムドゥプツェ区の3—6歳の児童の入園率100%、農村部の幼稚園に大卒の教員配置率100%という目標を掲げ、企業から2200万元(1元は約17.15円)以上の融資を集め、幼稚園28校を新規建設・改造した。幼稚園には、活動室や寝室、キッチンなどの機能エリアが設置され、エコで健康的というコンセプトに合わせて、子供たちに快適で優れた学習と成長の環境を提供している。

<1> 「人民網日本語版」2021年06月01日
中共中央政治局会議、「夫婦1組につき3人の子の出産を認める政策」実施へ
習近平総書記が議長を務める中国共産党中央政治局会議は5月31日、第14次五カ年計画期間(2021‐25年)に高齢化へ積極的に対処するための重要な政策措置について報告を受け、「出産政策の最適化による人口の均衡ある長期的発展の促進に関する決定」を審議した。会議は、「高齢化への積極的な対処は国家の発展と民生の福祉に関わり、質の高い経済発展を実現し、国家の安全と社会の安定を維持する重要な措置だ」と強調。だが我が国は総人口が膨大で、近年高齢化が進行している。出産政策をさらに最適化し、夫婦1組につき3人の子までの出産を認める政策及び関連する支援措置を実施することは、我が国の人口構成を改善し、高齢化に積極的に対処する国家戦略を実行に移し、我が国の人的資源による優位性を保つことに寄与する」とした。