「人民網日本語版」2020年1月前半 抜粋(2020/01/16)

<20> 「人民網日本語版」2020年01月15日
2019年中国の平均GDP1万ドル突破の見込み 何を意味するか
国家統計局は今月にも2019年の国民経済の成績を発表する。通年の国内総生産(GDP)は100兆元(1元は約15.9円)に迫り、国民一人あたりの平均GDPは1万ドル(1ドルは約109.9円)の大台に乗る見込みだ。世界最大の発展途上国であり、世界2位のエコノミーである中国の平均GDPが1万ドルを突破することは、中国経済と世界経済にとって何を意味するだろうか。国家発展改革委員会の副主任を務める国家統計局の寧吉■(吉へんに吉)局長は、「こうした経済規模の増大は、国民の所得が増え、暮らしがより豊かになったたことを意味するだけでなく、人類の歴史における重大な進歩でもある。世界銀行の2018年のデータによれば、現在、平均GDPが1万ドルを超える国の人口を合わせると約16億人になる。人口14億人に迫る大国の中国の平均GDPが1万ドルを超えれば、世界の30億人が1万ドルクラスの仲間入りをすることになり、世界に積極的な影響を与えることは間違いない」との見方を示した。

<19> 「人民網日本語版」2020年01月15日
中国の出稼ぎ労働者7割が「地元に戻り不動産購入」望む
春節(旧正月、今年は1月25日)を目前に控え、中国の出稼ぎ労働者人の帰省が既に始まっている。では、そのような労働者は帰省後、再び出稼ぎに出るのだろうか?それとも地元で仕事を見つけるのだろうか?中国で今、「地元に戻り不動産購入」が再び大きな話題となっている。生活情報サイト・58同城と不動産情報サイト・安居客がこのほど発表した「2019-2020年の地元に戻り不動産購入に関する調査報告」によると、調査の回答者68.6%が「地元に戻り不動産を購入する(地元の都市またはその省都)」意向を見せた。

<18> 「人民網日本語版」2020年01月14
世界の繁栄指数で中国が25位アップ
英国のシンクタンク・レガタム研究所は10日、2019年繁栄指数を発表し、世界167の国・地域の繁栄程度について数値化して評価した。同指数は世界167の国・地域に対して分析を行い、安全保障、個人の自由、ガバナンス、社会資本、投資環境、企業条件、経済の質、市場参入・インフラ、生活条件、健康、教育、自然環境など12のカテゴリー別に評価している。2019年の順位でトップ10に入ったのは順に、デンマーク、ノルウェー、スイス、スウェーデン、フィンランド、オランダ、ニュージーランド、ドイツ、ルクセンブルク、アイスランドだった。米国は世界で18位、日本は19位だった。中国大陸部は2018年の世界82位から57位になり、順位を一気に25も上げた。

<17>  「人民網日本語版」2020年01月14日
中国の若者の平均返済負担率41.75% お金の行方は?
中国の90後(1990年代生まれ)や00後(2000年以降生まれ)が総人口に占める割合は現在、24%に達しており、それら若者が今後5年から10年にわたって中国、ひいては世界の消費を主導することになる。情報・調査会社のニールセンがこのほど発表した「中国の若者の負債状況報告」によると、若者の86.6%がクレジット商品を利用しており、若者の平均返済負担率は41.75%に達していた。また負債が「ゼロ」の若者は13.4%にとどまった。では、「負翁(負債を抱えている人)」、または「月光族(毎月の給料をその月にすべて使い果たす人)」の若者は一体何にお金を使っているのだろうか?

<16> 「人民網日本語版」2020年01月14日
中国のスマート製造、CESで脚光を浴びる
コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が今月7日から10日にかけて、米ラスベガスで開催された。世界の企業5000社以上が各自の最新製品と先端技術を携えて出展した。会場を訪れた業界関係者と来場者は17万人以上が訪れた。ファーウェイ(華為)、レノボ(聯想)、TCL、ハイアール(海爾)などの中国企業1000社は、5G、人工知能(AI)、スマートホーム、電気自動車(EV)などの分野における数多くの革新的な技術と製品を展示し、多くの来場者とメディアの注目を集めた。TCLや酷派などの企業は、各ブランド初の5Gスマホを発表した。レノボは世界初の5Gパソコンを発表し、5G接続機能を初めてスマホからハイエンドコンピュータに拡張した。

<15> 「人民網日本語版」2020年01月13日
氷の部屋で熱々の鍋!ハルビンで「氷屋火鍋」が人気 黒竜江省
黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市では11日、ハルビン氷雪大世界の氷と雪で作られたテーマ別屋内施設ゾーンにある氷の建物の「氷屋」で、観光客らが鍋料理を食べ、ビールを飲んでいた。氷で作られた建物の中で、氷のテーブルや椅子、バーカウンター、グラスなどが美しい輝きを放ち、一風変わった雰囲気を醸し出していた。

<14> 「人民網日本語版」2020年01月13日
両岸統一の大勢は一度の選挙で変わらず
台湾地区の指導者と民意代表の両選挙の結果が11日夜、明らかになった。民進党の候補者である蔡英文氏が台湾地区の指導者に再選された。今回の選挙結果をどう受け止めるべきか。過去数カ月間を振り返ると、民進党と蔡英文氏は執政資源を頼りに、あらゆる手段を尽して勝利を追求してきた。政策的な票の買収、党・政・軍・特・憲などの機関を利用した対立候補への攻撃、サイバー軍を育成して対立候補のイメージを汚し、濡れ衣を着せる等々だ。この側面から言って、これは卑劣な選挙であり、何の公正性もない。一方、「ブルー陣営」は内輪もめばかりで外には弱いという悪弊から脱却できなかった。選挙開始当初から「ブルー陣営」は内争が絶えず、外には後ろ盾がなく、多くの支持者を落胆させた。

<13> 「人民網日本語版」2020年01月13日
チベット初の民族団結保障法制定
西蔵(チベット)自治区第11回人民代表大会第3回会議は11日、「チベット自治区民族団結・進歩モデル区創設条例」を可決した。チベットが自治区レベルで初めて打ち出した民族団結に関する地方法規であり、自治区の立法体系の空白を埋めるものだ。条例は5月1日に施行される。条例は「チベットは古来祖国の不可分の一部であり、各民族はいずれも中華民族の重要な構成員だ。民族団結は各族人民の生命線であり、祖国の統一を維持し、民族の団結を強化し、分離独立に旗幟鮮明に反対することは、各族人民の共通の責任及び義務である」と明記している。

<12> 「人民網日本語版」2020年01月13日
故宮角楼レストランが6688元の「年越し料理」を提供
予約が殺到し、人気検索ワードトップに

北京の故宮がこのほど打ち出した旧暦大晦日の夜に家族で食べる年夜飯(年越し料理)が話題となっており、「故宮の年夜飯、1卓6688元」というワードが12日、ネット上の人気検索ワードトップに躍り出た。正確に言うならば「年越し料理」を提供するのは故宮の角楼レストランで、料金は10人1卓6688元(1元は約15.8円)、1人追加ごとに680元加算されるという。

<11> 「人民網日本語版」2020年01月13日
空から眺めたどこまでも続く壮大な天山紅河谷 新疆
新疆維吾爾(ウイグル)自治区遜県は、地質の奇観が濃縮された博物館といえる。同県克爾鹼鎮にある天山紅河谷に足を踏み入れ、上空から眺めてみると、延々と続くその壮大な美しさに思わず心を奪われる。

<10> 「人民網日本語版」2020年01月10日
レノボ、世界初の5Gパソコンを発表
レノボ(聯想集団)は8日、米国ラスベガスで開催中のCES 2020で、世界初の5Gパソコン「Yoga 5G」を公開した。レノボはCESで世界初の5Gパソコンを発表し、初めて5G接続機能をスマホの分野から先端計算の分野に拡大している。

<9>「人民網日本語版」2020年01月10日
黄色い大地に大規模な天然の「氷瀑」群が出現 甘粛省
旧暦12月に入って寒さが厳しさを増した甘粛省慶陽市肖金鎮では、珍しい大規模な天然の「氷瀑」が出現した。黄土の山間のくぼ地に、峡谷に沿って何キロにもわたって滝が凍ってできた氷瀑は、実に壮観な眺めとなっている。この驚くほど壮観な氷爆はさまざまな形状をしており、岩の先から細い氷が群がるように垂れ下がっているものや、岩壁に張り付くようにカーテン状に透明に凍りついているものもあり、まるで水晶の屏風のように、清らかな姿を見せている。

<8> 「人民網日本語版」2020年01月10日
中国2019年のCPIが2.9%上昇 物価は全体的に安定
国家統計局が9日に発表したところによると、2019年の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇し、年度当初の目標値だったCPI上昇幅3%前後を達成した。昨年12月のCPIは前年同期比4.5%上昇し、上昇幅は前月と変わらなかった。このうち食品価格は17.4%上昇して、上昇幅は前月より1.7ポイント縮小したが、CPIを約3.43ポイント押し上げた。中国マクロ経済研究院市場・価格研究所の郭麗岩研究員は、「12月の状況をみると、CPI上昇には引き続き食品の牽引によるものという構造的な上昇の特徴がみられる」と述べた。

<7>「人民網日本語版」2020年01月10日
故宮海淀北院区の建設が今年スタート 
文化財の展示・修復に運用 予定工期は3年

北京海淀区第16期人民代表大会第6回会議の第2回記者会見が8日に開かれ、故宮北院区プロジェクトの建設申請が、国家発展委員会からの意見付回答書により正式に承認されたことが明らかになった。故宮北院区を建設する目的は何だろうか?現在、故宮で展示されている文化財は、故宮が所蔵している文化財総量のわずか1%となっており、大量の文化財を展示するスペースないのが現状であり、修復が必要な文化財が多数あるものの、故宮では修復のための十分なスペースも確保できていない。故宮北院区が建設されると、そのほとんどの空間が、故宮文化財の展示と一部文化財の修復のために運用されるとみられる。

<6> 「人民網日本語版」2020年01月09日
胡潤の中国トップ500社 1位アリババ・2位テンセント
中国の調査機関・胡潤研究院は9日、「2019年胡潤中国トップ500民間企業」ランキングを発表した。それによると、1位は阿里巴巴(アリババ)で時価総額は3兆8千億元(1元は約15.8円)、2位は騰訊(テンセント)で2兆9千億元、3位は中国平安保険で1兆5千億元だった。関連の報告によると、同研究院が中国民間企業のランキングを発表したのは今回が初めてのことだ。ここの「中国民間企業」とは、本社が中国大陸部にある非公有制企業を指す。時価の計算方法は、上場企業の場合は2019年11月29日の株価終値で計算し、非上場企業の場合は同業の上場企業を参考にして時価を見積もった。

<5> 「人民網日本語版」2020年01月09日
武漢の原因不明のウイルス性肺炎患者8人が治癒・退院 湖北省
湖北省武漢市で感染が拡大している原因不明のウィルス性肺炎に罹患し入院治療を受けていた患者8人が8日、治癒・退院した。この患者8人は武漢市内の病院で診察を受けた後、全員が武漢市金銀潭病院に収容され、入院していた。医療機関での治療を経て、発熱や肺炎などの症状がすでに治まり、数日間が経過した。そのため臨床医の診断によってこのほど退院が許可された。

<4> 「人民網日本語版」2020年01月09日
中国最大のコワーキングスペースWeWorkが上海にオープン
中国で最も大きいコワーキングスペースWeWorkが先ごろ、上海市黄浦区の中心地にある中海国際中心内にオープンし、広々とした共有スペースとクリエイティブな建築デザインがオフィスワーカーやフリーランサーに快適な仕事環境を提供している。また、ここは米国WeWork社の中華圏本部にもなっている。

<3> 「人民網日本語版」2020年01月09日
アリペイの年間消費明細 オンライン消費はなぜこんなに簡単?
最近、ソーシャルプラットフォーム各社が相次いで年間の利用報告書を発表している。映画鑑賞から音楽鑑賞まで、インターネットには人々の暮らしの痕跡がよりはっきりと残されており、過去1年間の喜怒哀楽もここからうかがえる。我々がこうした「小確幸」 に感動していると、支付宝(アリペイ)の年間消費明細が届いた。真夜中に歌を聴いた記録を見れば深い感慨を覚えるが、真夜中にお金を使った記録を見た多くネットユーザーは目の前が真っ暗になる。「お金を使ったみたいだけど、全然覚えていない。なんで覚えていないんだろう?」

<2> 「人民網日本語版」2020年01月08日
チベットを訪問した観光客数、初めて4000万人の大台を突破
西蔵(チベット)自治区第11期人民代表大会第3回会議が7日から開幕し、2019年に同自治区を訪問した中国国内外からの観光客数は延べ4000万人以上、その観光收入は560億元(1元は約15.6円)に達し、農民・牧畜民40万人が観光産業に関わり、貧困脱却の難関攻略に大きく貢献したことが明らかになった。チベットの文化・観光産業チェーンは次第に整備が進み、農民・牧畜民が都市部に移転して関連産業の仕事を見つけ、収入を増やすための主な受け入れ分野となっている。チベットの文化・エンターテインメント業界に就職した農民・牧畜民は約1万6000人で、一人当たりの年收は約1万7000元となっている。

<1> 「人民網日本語版」2020年01月08日
中国のスマート高齢者介護産業規模が今年4兆元を突破へ
北京市でこのほど開かれた2019年スマート高齢者介護産業発展大会によると、中国のスマート高齢者介護産業の規模は近年、拡大を続けている。統計・推算によると、2019年の規模は3兆2000億元近く(1元は約15.6円)にのぼり、過去3年の複合年間成長率は18%以上。2020年には4兆元を突破する見通しだ。2018年までの中国の60歳以上の人口は2億5000万人近くに上り、総人口の17.9%を占めた。うち65歳以上は1億6000万人で総人口の11.9%を占め、7%という国際的な高齢化平均水準を大きく上回った。