「人民網日本語版」2019年7月前半 抜粋(2019/7/16)

<20>  「人民網日本語版」2019年07月15日
北京の卒業生は実習期間中に月2200元の補助金支給の申請が可能に
北京市は11日、卒業生に対して就職前の実習期間に関する新政策を発表した。実習を希望する北京市の卒業生(大学・専門学校・中等専門学校を含む)、年齢16歳から24歳の失業認定者、就業登録を北京に移した農村出身者は、実習期間中、人力資源・社会保障部門へ、「実習期間中の補助金」を申請することが可能となった。「北京市における就業実習管理弁法」によると、実習期間中の補助金は、今年の都市部従業員最低月給基準と同等とし、1人当たり1ヶ月2200元(約3万5千円)。実習期間は1ヶ月から12ヶ月までとし、この期間であれば、補助金を申請することができる。

<19> 「人民網日本語版」2019年07月15日
重慶から香港地区への高速鉄道が開通 所要時間7時間37分
重慶市と香港地区を結ぶ直通高速鉄道が7月11日8時20分、正式に開通した。重慶と香港を直通で結ぶ高速鉄道「復興号」の列車番号はG319で、重慶西駅の出発時刻は8時20分、香港地区の西九龍駅の到着時刻は15時57分で、所要時間は7時間37分となっている。直通高速鉄道の開通後、重慶から香港地区に向かう乗客は乗り換えをしなくてもよくなり、所要時間も7時間37分まで短縮された。乗客らは、「高速鉄道開通後は、朝は重慶で麺を食べ、午後には香港でアフタヌーンティーが楽しめる。本当に速い」と感想を述べていた。

<18> 「人民網日本語版」2019年07月15日
AIIBメンバーが100を突破 投融資額85億ドルに
アジアインフラ投資銀行(AIIB)の第4回年次総会が今月12日と13日の2日間、ベルギー・ルクセンブルクで開催された。加盟国の理事と代表、関連の国際機関、学術機関、民間組織の代表ら、計約2200人以上が出席した。開幕式には同国のアンリ大公とベッテル首相が出席し、あいさつした。中国からは財政部(省)の劉昆部長がAIIB中国理事として代表団を率いて出席した。劉部長は総会で発言し、「過去1年間、AIIBはメンバーが100に達し、国際連合総会の永久オブザーバーの資格を無事に得て、投融資額が85億ドル(1ドルは約108.9円)に達したとともに、初のドル建て債券の発行に成功し、一連の重要な戦略と政策を制定し、多国間開発システムの新しい重要な一員になった」と指摘した。

<17> 「人民網日本語版」2019年07月13日
会場を埋め尽くす色鮮やかな花々 第20回中国昆明国際花卉展開幕
雲南省昆明市の昆明◆池国際コンベンションセンター(◆はさんずいに真)で12日、第20回中国昆明国際花卉展が開幕した。同展には中国やオランダ、イスラエル、イギリス、ドイツなど19の国と地域から400社以上の花卉園芸企業が出展している。

<16> 「人民網日本語版」2019年07月13日
中国の上半期の対外貿易は3.9%の伸び 電動自動車の輸出がほぼ倍増
税関総署が12日発表したデータによると、今年上半期の中国の対外貿易輸出入総額は14兆6700億元で、前年同期比3.9%増となった。なかでも電動自動車の輸出は91.9%増という著しい成長を遂げた。データによると、上半期における中国の輸出は6.1%増の7兆9500億元、輸入は1.4%増の6兆7200億元だった。貿易黒字は41.6%拡大し、1兆2300億元だった。輸出入品目から見ると、上半期において、中国の電気機械製品の輸出額は5.3%増の4兆6300億元となり、中国の輸出総額の58.2%を占めている。このうち携帯型パソコンの輸出額は11.4%増、電動自動車の輸出額は91.9%増、太陽電池の輸出額は57.1%増となった。

<15> 「人民網日本語版」2019年07月12日
中国が携帯やテレビなど軽工業製品百数種類で生産高世界トップに
中国国家統計局が10日に発表した報告によると、新中国成立以来70年で中国の主な消費財業界は、供給不足から十分な供給への大転換を成し遂げた。現在、中国の時計・自転車・ミシン・電池・ビール・家具・プラスチック加工機械など軽工業製品100種類以上の生産高は、世界のトップに立っている。中国のハイテク装備類は、スタートこそ出遅れたが、急成長を遂げた。2018年、中国における携帯電話の生産量は18億台、コンピュータは3億1千万台、カラーテレビは1億9千万台で、世界の総生産量に占めるシェアはいずれも、70%から90%に達している。また、自動車生産量は2781万9千台、長年にわたり世界トップの座を維持している。高速鉄道車両は、すでに中国の代名詞となり、海外に進出している。工業製品供給力の増加は、国民経済の著しい成長を支える有力なサポートを提供している。

<14> 「人民網日本語版」2019年07月12日
デリバリー配達員が「一日交通整理員」体験で交通安全意識向上 福建省
このほど、福建省の福州交通警察はデリバリー配達員に対する交通違反の取り締まりを展開した。企業に対し交通ルールに違反した配達員を通報するほか、一部の配達員に交差点で交通整理を体験させることで、配達員たちの交通安全関連法規に対する意識を高め、交通ルールに則った運転を心がけるよう指導した。

<13> 「人民網日本語版」2019年07月11日
2人目の子供は産みたいが問題は山積み
87.2%が「周囲に2人目出産を考えたことがある働く母親がいる」

中国青年新聞社社会調査センターと問巻網(wenjuan.com)は先週、2012人に対する調査を実施した。その結果、調査対象者の87.2%は、「2人目の出産について考えたことがあるという働く母親が自分の周囲にいる」と答え、「家庭と仕事のダブルストレスから、2人目の子供を持つことを躊躇している働く母親が周囲にいる」とした人は51.8%いた。働く母親が2人目を安心して産めるために、「政策面で、彼女らに対するより多くの保障や支援を与えてほしい」と希望する人が88.7%を占めた。

<12>「人民網日本語版」2019年07月11日
全国で農耕地約3400万ヘクタールが森林・草原に
国家林業・草原局は、全国で農耕地を森林や草原に戻す政策が約3400万ヘクタールの土地で実施されたことを明かした。2回にわたる農耕地の森林・草原化で森林面積は約3347万ヘクタール増え、人工森林面積の42.5%を占めた。また草原面積は34万ヘクタール増え、人工草原面積の2.2%を占めた。農耕地の森林化プロジェクトには計5000億元(1元は約15.8円)以上が投じられている。2014年から、中国は新たな農耕地の森林・草原化政策を実施し始めている。現在までに、国は新たな農耕地の森林・草原化の目標を約400万ヘクタールとしている。

<11> 「人民網日本語版」2019年07月10日
「中国大学生就職報告」発表 製造業が人気で高い起業意欲
「中国大学生就職起業発展報告・2017-2018」(以下、「就職起業報告」)がこのほど、東北師範大学で発表された。そのうち就職関連データによると、2018年度卒業生は製造業への就職人数が最も多く、大学院生と学部生の平均月給はそれぞれ5918元(1元は15.8円)と4735元だった。また起業関連データによると、2018年度卒業生は比較的高い起業意欲を持っており、一般大学の学部卒業生の起業率は「双一流(世界一流大学・世界一流学科)」建設対象大学の卒業生よりも高かった。「就職起業報告」のうち就職関連データによると、2018年度卒業生の業種別就職人数ランキングのトップ3は順に製造業(14.82%)、情報伝送、ソフトウェア・ITサービス業(13.77%)、建設業(10.21%)だった。

<10> 「人民網日本語版」2019年07月10日
紅軍による長征をリアルに再現 雲南の迪慶紅軍長征博物館
雲南省香格里拉(シャングリラ)独克宗古城日月広場の北側にある迪慶紅軍長征博物館は、1936年に紅軍が長征した際に金沙江を渡って迪慶州に到達したことを記念した博物館で、2007年8月20日に開館した。その建築面積は2400平方メートルで、序文展示、雪山・草地の記録、雪山登山と草原踏破を再現したインタラクティブシーン、紅軍が起こした農奴の戦い、現在の長征路、迪慶高原の新しい姿といった展示ホールが設けられている。また展示ホールには当時紅軍が迪慶に到達した際に使用していた船や銃砲、スローガン、関連文書・本、さらにはカンテラや薬箱、食糧袋、水筒といった生活用品も展示されているほか、人々にはよく知られていない長征に関する様々なエピソードが大量のパネル写真で紹介されている。

<9> 「人民網日本語版」2019年07月10日
八達嶺長城が8日から初の「入場制限」措置を実施
北京八達嶺長城景勝地の入場券は8日午前11時30分に完売となり、入場制限が実施された。この日は、1日当たり受入観光客数を延べ6万5千人までに制限する試みを景勝地がスタートさせた6月1日以来、観光客数が初めて上限を突破した日となり、八達嶺特区事務所が初めて景勝地の入場者数制限を発表した日ともなった。八達嶺長城景勝地入場券事務管理センターによると、7日夜、景勝地の翌日分入場券のオンライン予約枚数が約3万7千枚に達した。8日の入場券予約枚数は、当日午前8時30分の時点で5万2千枚、午前9時30分に5万6千枚、午前10時30分に6万1千枚、午前11時30分には6万5千枚に達し、景勝地は、当日入場券は完売したと発表した。

<8> 「人民網日本語版」2019年07月06日
南京の多くの交差点でスナップ撮影システムを導入
信用情報記録に影響与える通行者の信号無視行為

2日、南京交通警察公式微博(ウェイボー)で発表された情報によると、今月1日より、南京の多数の交差点において、非自動車両や通行者を対象とした交通違反行為スナップ撮影システムをスタートさせた。このシステムにより、交通違反をした当事者は、指定された日時と場所で体験型の交通安全教育を受講するよう通知する内容のショートメールを南京交通警察から受け取ることになる。このようなショートメッセージが、違反した当事者の携帯端末にどうやって確実に届けられるのだろうか?スナップ撮影システムは道路の横断や信号無視などの交通違反行為の瞬間を撮影し、顔認証機能により運転者データバンク及び人口情報データバンクと自動照合が行われ、違反者の個人情報を入手する。約5秒ほどで、システムは当事者の顔面の細部、氏名、身分証番号などの情報を獲得し、それらの情報を交差点に設置された大型スクリーンに表示する。

<7> 「人民網日本語版」2019年07月05日
ラサに観測史上初めての「夏」おとずれる
西蔵(チベット)自治区気候センターはこのほど、「今年の6月以降、西蔵の各地では、日中の気温が観測史上の最高記録を塗り替えている。拉薩(ラサ)では、6月25日から29日にかけて5日間続けて、平均気温が22度を上回り、中国における季節の定義上、「夏」に入った。1955年に中国で気象記録が始まって以来、ラサに「夏」が訪れたのは今回が初めてのこととなる。

<6> 「人民網日本語版」2019年07月04日
北京市もゴミ分別「強制軍」に加わることに
「ゴミ分別」が義務づけられた上海に続き、北京もゴミ分別関連法の立法化をめぐる取り組みに着手した。北京市都市管理委員会はこのほど、「北京市生活ゴミ管理条例」の改正が、2018―2020年法律制定計画に組み入れられたことを明らかにした。今回改正される条例は、企業のみならず、個人のゴミ分別に対する責任も明確に規定されており、違反者に対する罰金額は上海を下回ることはないとみられている。北京のゴミ分別基準は上海と異なり、「台所ゴミ」、「有害ゴミ」、「その他のゴミ」、「回収可能なゴミ」の4種類に分類される。北京では、1日あたり約2.6万トンの生活ゴミが発生しており、市内29ヶ所のゴミ処理施設はいずれも処理能力の100%で稼働しているのが現状だ。

<5> 「人民網日本語版」2019年07月04日
全国初!雄安新区で24時間営業の5G無人スマート書店が試営業スタート
河北移動と新華書店が共同で打ち出した全国初の24時間営業の5G無人スマート書店が雄安新区容城県新華書店内でこのほど試営業をスタートさせ、より便利で、よりスマートな書籍購入と読書体験を提供している。このスマート書店は5Gネットワーク環境を備えており、来店した客は毎秒1ギガビット(Gbps)に達する通信速度を店内で体験することができる。オンライン読書を行う場合、5Gの高速度、広帯域幅、低遅延の特性により、ダウンロード速度が有線ブロードバンドアクセスより10倍近く向上している。客は顔認証システムで入店した後、セルフサービスで本を探したり、購入したりできるほか、モノのインターネット(IoT)のスマート識別技術を通じて、精確な図書の位置情報の入手や、微信(WeChat)ペイによる「ワンクリック決済」を行うこともできる。また、ビッグデータプラットフォームを通じて、会員の読書傾向を分析し、精確なマーケティングの展開やユーザー運営のメンテナンスも行える。

<4>「人民網日本語版」2019年07月03日
黒川さくらさん「校舎を見上げ思うこと、それは感謝の一礼」
長年にわたり、中国ではごく普通の、愛らしい日本の若者たちが常に活躍してきた。彼らは自身の知識と熱意を中国の地に捧げてきた。彼らの中には社会人になったばかりの若者もおり、中国語もほとんど話せないものの、努力と楽観的な姿勢で、異国の地で人としての価値を実現させようとしている。日本国際協力機構(JICA)が中国に派遣するボランティアたち、それがこうした若者たちだ。ボランティアたちは通常、1~2年間中国に滞在し、そのほとんどが条件的にも厳しい遠隔地や貧困地域へと派遣され、そこで教育や医療といった業務に従事し、現地の人々と一緒に生活する。人民網日本語版では「中国の日本人ボランティア」コンテンツにおいて、こうした日本人ボランティアたちが中国で経験したエピソードや思いを紹介する。今回紹介するのは、間もなく中国での2年間の任期を終える黒川さくらさんが黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市と貴州省盤州市で日本語教育隊員として活動した経験と所感。

<3> 「人民網日本語版」2019年07月03日
どうして中国人は白湯を飲むのが好きなの?起源はココに!
「熱を出したら、白湯を飲む。胃が痛くなったら、白湯を飲む。ストレスを感じても、白湯を飲む。中国における白湯がどんだけスゴイものなのかようやくわかった」と、卒業式で流ちょうな中国語を披露したイタリア人留学生はこのように中国における不思議な「白湯」に感嘆した思いを語った。「熱いお湯をたくさん飲むと、身体によい」というこの話題は、中国で広く知られているだけではなく、現在は海外にまで広がっている。

<2> 人民網日本語版 2019年07月02日
北京市がオンライン労働者権利保護のQRコード打ち出す
北京市人力資源・社会保障局は1日、「全方位型かつ無障害の告発ルートをさらに完備することを目指し、『オンライン労働者権利保護QRコード』を打ち出す」ことを発表した。同日より、給与未払い、労働契約未締結、超過労働などのトラブルに巻き込まれている労働者は、携帯でQRコードをスキャンするだけで、労働保障監察機関にオンライン告発ができる。告発から3営業日以内には、告発内容に対する確認結果が、ショートメールで告発した労働者の携帯端末にフィードバックされ、労働者は担当部門に出向くことなく、告発に関する正規のルート・権利保護方式を知ることが可能だ。労働者の告発内容が事実ならば、ショートメールに提示された正規のルート・方式にもとづき、証憑資料を整え、担当窓口に赴けば、正式な手続きを進めることができ、高い効率で精確な権利保護を実現できる。

<1> 「人民網日本語版」2019年07月01日
野菜を買うのも出前と同じく簡単に!「未来の野菜市場」が武漢に登場
湖北省武漢市洪山区にある生鮮市場「獅城匯」では26日、オンラインデリバリープラットフォーム「餓了么(Eleme)」が打ち出した中国で初の「未来の野菜市場」がその運用をスタートさせてからすでに1ヶ月以上経ち、1日あたりの注文件数は最高で500件に達している。このデリバリープラットフォームが展開する新たなビジネスは、伝統的な野菜市場に新たなビジネスチャンスをもたらしている。客がオンラインで注文すると、生鮮市場側が商品をピックアップして梱包・発送し、30分以内にはフードデリバリーと同じように宅配スタッフが家まで届けてくれる。生鮮食品はいずれも生鮮市場のサプライヤーからの出荷となるため、新鮮さがより保障されている。また売り手側も、オンライン販売に進出することで、在庫商品を効果的にさばくことができ、在庫による損失も減少させることができる。こうした「うまみ」を味わったことで、武漢で生鮮品市場の開発・経営などを行う華和農業は、年内に武漢市内にさらに3ヶ所の「未来の野菜市場」を打ち出すことを計画している。