9/1関東大震災中国人受難者追悼式の報告

伊藤彰信

あいさつする遺族

9月1日、「関東大震災で虐殺された中国人受難者追悼式」が、江東区総合区民センターで開かれた。参加者は約80名だったが、以前より中国人の参加が増えたように感じた。

集会は、全員による黙とうのあと、中国から参加された遺族が献花を行った。続いて、遺族からの発言があった。はじめに、王希天さんのお孫さんの王旗さんのメッセージがよみあげられた。続いて、「東瀛惨案」中国遺族連合会の周松権さん、邱煜峰さん、福建省から参加した陳興斧さんが発言した。中国大使館の王琳公使参事官があいさつし、日本側からは福島みずほ参議院員、まにわ尚之江東区議会議員があいさつした。

あいさつする王琳公使参事官


 追悼式のあと、「中国人虐殺を考える集い」が開かれ、「王希天烈士と死難労働者に捧げる」の抜粋上映、林伯耀さんが日本人青年団に殴打されて瀕死の目にあった陳善慶さんを故郷まで連れて行った日本人妻「おねいさん」の話、木野村間一郎さんが、西日本に展開している中国を射程に入れたミサイル配備の状況について報告した。
 閉会のあいさつを田中宏一橋大学名誉教授がおこない、終了した。


集会資料の表紙と遺族の発言を添付します。