このたび、伊藤彰信さんが、昨年11月7日の高市首相の「台湾有事は存立危機事態になりうる」という発言を受けて、『日本軍国主義と決別し 日中不再戦の誓いを新たに——高市首相発言を撤回せよ!』を旬報社から緊急出版いたしました。
市川誠日中労働者交流協会初代会長の「日中不再戦の誓い」の碑を南京の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館に建てた者として、中国への「再侵略」を口にした高市首相の発言は絶対に許せなかったからです。しかし、驚くことに世の中では、高市首相発言を支持する声が強く、中国脅威論や「台湾有事」を前提にした論評が大手を振っています。私の労働運動人生においても反戦平和運動は重要な課題でした。過去に書いた文章を含め、私の平和への想い、日中友好への想いを綴った本になりました。
政局は通常国会冒頭の解散・総選挙となりますが、高市首相の「積極財政、安保3文書の前倒し改定も国民の信を問うことになる」という発言を聞くと、今回の解散は「台湾有事発言解散」と呼ぶべきだと私は思っています。「一つの中国」論を否定し、台湾地位未確定論を国民世論として定着させ、日米同盟をさらなる高みに押しあげ、防衛費増強と安保3文書改定を急ぐためだと思います。予算案は確実に成立することが分かっているのに、選挙を急ぐ理由は、世界中で軍事行動を展開するトランプのドロー主義と歩調を合わせるためでしょう。本ではそこまで突っ込んでいませんが、是非皆さんに読んでもらいたいと思っています。