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鳥井一平さんの新著「国家と移民ー外国人労働者と日本の未来」

「国家と移民ー外国人労働者と日本の未来」集英社新書

 日中労働情報フォーラムの会員である鳥井一平さんが本を書きました。「国家と移民ー外国人労働者と日本の未来」集英社新書、860円+税です。
 鳥井さんは、移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)代表理事で、元全統一労働組合書記長です。中国人研修生の支援活動をはじめ、外国人労働者の問題に取り組んできた方です。私との付き合いは、もう35年ほどになります。
 一昨日の6月19日は、奴隷解放記念日で、移民国家のアメリカでは、人種差別に反対する大規模なデモが行われました。アメリカ国務省は毎年6月19日に「人身売買年次報告書」にもとづき、人身売買と闘うヒーロー賞の表彰を行っています。鳥井さんは2013年に日本人として初めて表彰されました。その政治的意図は分かりませんが、彼が表彰に値する活動をしていたことは事実です。
 奴隷制度廃止の思想は、日本国憲法第18条(奴隷的拘束及び苦役からの自由)に伝えられると思います。鳥井さんの本を読んで、強制連行、従軍慰安婦の問題を思い起こし、国際的に労働力が移動する時代における労働者連帯を考えて見てください。

伊藤 彰信

*集英社新書『国家と移民 外国人労働者と日本の未来』紹介チラシ

甄凱さん(岐阜一般)の活躍が「朝日新聞」に紹介される(3/25)

今朝の朝日新聞に日中労働情報フォーラムの会員でもある岐阜一般の甄凱さんの活躍が紹介されていますので、記事を添付します。(伊藤彰信)

   甄凱さんの活躍が紹介され[た「朝日新聞」(3/25)記事

中国人の労組支部長 実習生支える

賃金未払やパワハラなどに苦しむ技能実習生ら外国人労働者を助ける労働組合に、一人の中国人がいます。日本の労働運動の仕組みを学び、労働条件の改善に15年にわたり取り組んできました。…(以下略)

* 記事全文(PDF)