日中労働情報フォーラムの活動

  第3回総会(5/31)―日中交流の進め方を議論

 会員のみなさん
 昨日(5月31日)、日中労働情報フォーラムの第3回総会を開催しました。
 参加者は少なかったのですが、昨年、訪中団による中国職工対外交流センター、中華全国総工会、中国国際交流協会との会談、南京大虐殺犠牲者追悼国家式典への参加の成果を踏まえて、戦後70年の今年の活動について活発な議論をしました。
 中国との交流について議論しました。歴史認識問題は、日中友好の出発点であるし、中国を訪問しないと中国の思いが伝わってこない。交流をどうすすめるかで3つの方法を考えてみました。第1は、人数は少なくても毎年12月13日の南京大虐殺追悼式典に参加するようにする。その際、記念館を見学できる日程を組むようにする。第2に、来年の夏休み時期に、北京、天津、南京、あるいは東北(旧満州)地方などの戦争の爪跡、加害の史跡を訪ねる15~20名の訪中団を企画し、教員、若い人が参加できるようにする。第3は、今年2月、中国の労働NGOを研究している中国労働関係学院の王侃先生との交流は非常に意義があったので、中国の労働事情を詳しく知るために、研究者、弁護士などとの協力を仰いで中国労働関係学院との交流ができるように検討する。
 フォーラムの情報発信力を強化していくために、会員の皆さんが、中国に関する活動をもっとメーリングリストに投稿してもらうようにする。その中から、ホームページに掲載するようにし、中国での情報を掲載するだけでなく、フォーラムの活動、会員の活動を紹介していく。
 学習会の企画として、会員には中国人留学生もいるので、留学生の研究課題などを紹介してもらい、交流を深めることようにしてはどうか。
 会員の拡大が急務なので、ジョン・ラーベの上映会などを通じてフォーラムの会員になってもらうように働きかける。「日中労交は南京大虐殺記念館に、反覇権・日中不再戦の碑を建てました」のチラシは、写真を入れるなどしてもっとセンスの良いものにする。
 その後、2014年度決算、2015年度予算案など会計報告と監査報告を承認し、また2015年度役員を選任して無事総会を終了しました。
 その後休憩をはさんで第2部、鳥井一平氏(移住連事務局長)から「拡大する外国人実習生制度の課題」を報告いただきました。(別紙報告)
 報告:伊藤 彰信

*(参照:2015年度総会議案書)

第3回総会

伊藤彰信代表