日中労働情報フォーラムの活動

  広州労働研究交流報告会のお知らせ

広州市総工会の前

 2013年11月10日から17日まで日本の労働運動活動家と研究者など15人が中国広州市を訪問しました。私たち3人が呼びかけ、一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター、明治大学労働教育メディア研究センター、 Labor Nowの三団体が賛同団体となって結成された訪問団でした。1月に来日されたエレン・フリードマンさんが客員研究員をされている中山大学労働問題国際共同研究センターが受け入れ団体となって、私たちのために有意義な面談、交流、セミナーを企画、準備していただきました。
 そのおかげで、1週間と短い期間でしたが、総工会の中でも改革の先頭を担ってこられた元役員、農民工の権利のために闘っている労働団体、労働問題に関心を寄せる学生や研究者たちと会うことができました。最大の成果は2010年の南海ホンダでのストライキを契機に、組合役員を選挙で選び、会社と団体交渉を始めている自動車部品工場の労働組合の代表者の皆さんと交流できたことでした。労働力不足が進んでいる背景のもとで、今後は中国の労働運動の活発化、民主化が進展していくことと思われます。
 今回の訪問で見たこと、聞いてきたことを中国の労働運動に関心を寄せる皆さんと共有化するために下記のような報告会を開催することにしました。多くの皆さんが参加されるようお願いします。

  • 内容   ビデオ上映、参加者の報告
  • 参加費  無料 ・ 来場者には報告書を進呈
         (1人1部のみ。複数必要な方は会場でご購入ください。)             
  • 主催  高田 一夫(一橋大学大学院特任教授)マット・ノイズ(明治大学経営学部特任講師)山崎 精一(明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員)
    共催  明治大学労働教育メディア研究センター

 *写真: 自動車部品産業労組協議会の指導者たちと交流後に記念写真(11月16日 広州市・中山大学)

* 報告会案内チラシ(PDF)